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平成19年第6回定例会(第4日目 6月15日)

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  1. 八頭町議会 2007-06-15
    平成19年第6回定例会(第4日目 6月15日)


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    平成19年第6回定例会(第4日目 6月15日)         平成19年第6回八頭町議会定例会 会議録 (第4号)   招集年月日  平成19年6月15日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成19年6月15日午前9時31分宣告        (第4日) 応招議員    1番 秋山 宏樹   2番 池本  強   3番 中田  明    4番 岡嶋 正広   5番 小倉 一博   7番 鎌谷  收    8番 川西  聡   9番 河村 久雄  10番 桑村 和夫   11番 小林 久幸  12番 下田 敏夫  13番 竹内 康紀   14番 谷本 正敏  15番 西尾 節子  16番 林  展正   17番 前土居一泰  18番 森山大四郎  19番 矢部 博祥   20番 山本 弘敏  21番 松田 秋夫 不応招議員    な  し 出席議員  応招議員に同じ
    欠席議員  不応招議員に同じ 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長   平木 誠  副 町 長  中家俊夫  収 入 役   桑村和義  教 育 長   西山淳夫  総務課長   井山愛治  船岡支所長   山根貴和  八東支所長   薮田邦彦  税務課長   岸本博伸  企画人権課長  白岩和典  福祉課長    吉田英人  保健課長   細田初博  産業課長    勝原宣則  建設課長    野崎正実  上下水道課長 小林孝規  地籍調査課長  小林 孝  収納対策室長  植木俊明  教育委員会事務局次長          平木章治  農業委員会事務局長          保木本妻枝 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 山本政明  局長補佐   中村文子 議事日程  別紙のとおり 会議録署名議員   13番 竹内康紀議員  14番 谷本正敏議員   15番 西尾節子議員              議 事 日 程 (第 5 号)              平成19年6月15日(金)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開会宣告                    (午前9時31分) ○議 長(松田秋夫君) 改めて、皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は20名でございます。  定足数に達しておりますので、これから6月14日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(松田秋夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 日程第1 一般質問を行います。  それでは、9番、河村久雄議員の質問を許しますので、登壇願います。  河村議員。 ◎河村久雄議員質問 ○9 番(河村久雄君) おはようございます。  9番、河村でございます。ただいま、議長からお許しをいただきましたので、既に通告いたしております事柄について質問をいたしたいというふうに思いますが、同僚議員から、きのうに続いて大変だなということでございます。どうもきのうの余韻がまだ残っておるんか、緊張をいたしておりますが、どうかよろしくお願いをいたしたいと思いますし、また、きょうの私が初めの質問ということになるわけでございますけれども、いろいろ私なりに考えてみまして、きょうはトップに、教育長に質問をしたいというふうに思っておりますので、どうか教育長、町長、よろしくお願いをいたしたいというふうに思います。  それでは、早速質問に入りますが、アレルギー疾患対策についてお伺いを教育長にいたしたいというふうに思います。教育は、国の根幹をなすものでございますし、そのことは町の今後の人材を育てていく非常に大事なことでございます。教育の目的は、機械やそういうものをつくるんでない、人間をつくるにある、このような言葉がございます。今回の学習要領の改正の中で、特に徳育というような問題。それから、新しく土曜日の問題。それから一方では、それぞれの保護者がそれぞれの学校を選んで、子供に教育をさせる。学校を自由に選べる、このようなことも新聞等で報道されております。  最も教育に大事なことは、体力、やっぱり体がなくては、教育そのものもできないということもあるわけでございまして、体力なり体づくり、また、そのための教育現場の対応が必要であろうというふうに思っておるところでございます。テレビ、また新聞紙上で全国の公立小・中・高の児童・生徒、1億2,770万人のうち、9.2%に花粉症などのアレルギー性鼻炎、また、2.6%にアレルギー症状があることが、文部科学省の調査でわかったようでございます。  アレルギー性疾患を持つ生徒に対して、授業の対応、また、体育活動などの対応がおくれている、疾患によっていろいろあるわけですが、そういうことも指摘されておるようでございまして、八頭町の小・中学校における対応について、まず教育長にお伺いをいたしたい、このように思います。  また、食物アレルギー、いわゆる食べ物に対するアレルギーというのは、小さい生徒、小学校の生徒ほどそういう症状があって、義務教育ではないわけですが、高校生ぐらいになると、その症状は少なくなるというようなことも指摘があるようでございまして、特に給食等でのそういった対応は、どのような方法がとられているのか、これらについてもお伺いをいたしたい。  まず、第1回目の質問は、以上でございます。 ○議  長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) おはようございます。  最初にご指名をいただきまして、ありがとうございました。  それでは、9番、河村議員の一般質問に対する答弁をさせていただきます。  アレルギー疾患対策についてのご質問であります。文部科学省では、先ほどありましたように、平成16年度にアレルギー疾患に関する調査を実施し、本年3月に研究報告書が出されたところでございます。本町の実態につきましては、アトピー性皮膚炎においては、全国平均より罹患者が少し多くなっております。それ以外のぜんそく、アレルギー性鼻炎アレルギー性結膜炎食物アレルギーアナフィラキシーでは、全国より少なくなっております。  各学校におきましては、食物アレルギーの一部やアナフィラキシーのような、即命にかかわるようなものについては、家庭、主治医、学校、さらには栄養士等で十分な検討をして、共通認識を持つ中で、給食での特定食物の除去、あるいは特別メニューで対応をしておりますし、また、ハチによるアナフィラキシーでは、全職員が共通認識の中で、刺されたときの対応についてどうするのかということを話し合って対応をしております。  また、授業でのということでございますが、アトピー性皮膚炎の場合は、運動での汗や紫外線、プールの消毒薬などが症状の悪化につながると言われております。体育の授業等では、帽子をかぶらせたり、木陰で休憩をさせるなどしておりますし、プールから出るときのシャワー浴の徹底なども指導しております。まだまだ十分ではないかもしれませんが、今後におきましても、学校内で配慮できることについて、養護教諭等を中心として検討・実施してまいりたいと考えているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 河村議員。 ○9 番(河村久雄君) そこで、給食の対応という話をお聞きしたわけですが、対応の内容、例えば何かがアレルギーの方で食べられない。そのかわりの物をどういう対応をされておるのか。例えば、牛乳等の問題もアレルギーにはあると思いますが、牛乳が飲めれない子供には、何をどういうふうに与えておられるかということをまずお聞きいたしたいということと、それから、先ほど全国の指数よりかなりのものが低いというものがあるというふうにお聞きしたわけですが、八頭町の実態のもし指数、パーセントが、先ほど言われましたように、それぞれの全国市町村の中では、ぜんそくからそれぞれ食物アレルギー等の分類がされて、数字が載っておるようでございますが、もしそういうものが準備されておるんならお伺いをいたしたいというふうに思いますし、もう一つは、このアレルギー疾患といじめという問題もどこかで聞いたようなこともございまして、なかなかいじめとアレルギーが関係しておるということがわかりにくい点があろうかというふうに思いますが、そういういじめとアレルギーの問題があるのか、ないのか。  それから、先ほどの給食の問題。  それから、八頭町のそれぞれの疾患のパーセントの問題、改めてお聞きいたしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 最初に、代替の食物はということでございます。現にちょっと調べてみたんですけども、牛乳のアレルギーというのが、八頭町全体では7人。それから、卵系統のアレルギーが7人、カニ・肉類などのアレルギーが3人という結果でございますが、その具体的な、例えば牛乳のかわりに何を出しておるかというところまでちょっと調べておりませんので、後日連絡させていただきたいというふうに思います。  それから、具体的な数値でございますけれども、平成16年度の調査時の数値としましては、ぜんそくが八頭町では、小・中学校合わせて5.9%の出現率であります。全国は5.7%。アトピー性皮膚炎が、八頭町では10.1%、全国では5.5%。アレルギー性鼻炎につきましては、八頭町が7.6%、全国は9.2%。アレルギー性結膜炎が、八頭町では0.5%、全国では3.5%。食物アレルギーが、八頭町では1.5%、全国平均では2.6%。アナフィラキシーについては、八頭町では0.1%、全国では0.14%という数字でございます。  それから、アレルギーといじめの関係につきましては、私の知っている範囲では、具体的にそういったものがあるかということは承知しておりませんので、ないというふうに思っています。  以上でございます。 ○議 長(松田秋夫君) 河村議員。 ○9 番(河村久雄君) このアレルギー先ほど教育長からもお話がございましたが、学校医、それから保健等の関係の方々との連携をとってということをお聞きしたわけですが、新聞報道で見ますと、これらに対する今後の、これは文科省でしたか、指導要領がつくられる。それで、それに基づいてということが言われておるようでございまして、指導要領がつくられるということは、それぞれの学校が独自の判断で、今はこれらのアレルギー疾患の子供さんたちに対応しておる。これが十分ではないということがあって、指導要領がつくられるというふうに思っておるわけですが、何か今までの中で、もう少しこういう点がやっぱりあったなというようなことがありはしないかと思うわけですが、そういう点について教育長にお伺いいたしたい。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 先ほど答弁したように、文科省では平成16年度に調査をやったわけですけども、鳥取県ではもっと早くから、このアレルギーについては取り組んでおりまして、平成14年度には既に鳥取県の教育委員会が、こういう、「理解していますかアレルギー性疾患の子供たち」というパンフレットといいますか冊子をこしらえまして、それぞれのアレルギーについて学校ではどういう対応をするのが望ましいということをきちっと出しておって、それぞれの学校の養護教諭、それから栄養士等は、これに基づいて学校での対応をしているということでございます。  全国的な動きとしては、先ほどの文科省の分で、この3月に新しい報告書ができたわけですけども、県にちょっと確認をしてみました。この3月に出た研究報告に基づいて、新たに県でこういったものをつくられるのかどうなのかということをちょっと尋ねたんですけども、その結果と前回出したものとの差異が非常に多いということであれば、考えていかなきゃいけんだろうと。現在のところは考えておりませんということでした。  したがって、鳥取県では少し早くから、国よりも取り組んでおるというのが実態だと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 河村議員。 ○9 番(河村久雄君) 冒頭申し上げましたように、教育というのは、まず体力やそういうこと。それから、食育ということが最近かなり言われておる時代になっておりますから、今後ともこういった問題については、十二分に県や文科省の指導要領以上に配慮していただく。八頭町の将来を担う子供を育てていただきますように頑張っていただくということで、教育長に対する本日しょっぱなの質問は終わりたいというふうに思います。  それでは、次に八頭町の人口対策につきまして、町長にお伺いをいたしたいと思います。八頭町の将来像ということで、「人が輝き 集い 夢広がるまち八頭町」こういうことでございますが、私は人が輝く前に人が集うことにより、夢が広がっていく。そして、夢によって輝いていくというふうに思うものでございます。  ところで、全国の財政状況は、非常に危惧するものがございまして、それらに左右されるのが我々の自治体でございます。「入るをはかりて出すをなす」このような言葉もございますが、これは夢が広がり、町民が輝いてこない、この言葉のとおりでは、入るもので出るものはそれだけでしまうということでは、夢が広がってこんではないかというふうに思うものでございます。  限られた財源を優先順位をつけて計画的に使用することはもとよりでございます。自主財源の現在の割合が23.6%、これを限りなく増していく、この対策が急務と思います。町長の施政方針でも、積極的な確保対策、財政の問題、入るをはかる。収入、歳入について、積極的な確保策を講じるとされていますが、町長のご所見をお伺いいたしたいと思います。  また、人口に関する問題につきましては、同僚議員から再三にわたり、いろんな角度で質問がされておりますが、いまだにその政策が見えてこない。今までの中では、いわゆる他の団体、他に任せるというようなことが中心でなかったかなというふうに思っております。日本の人口は、昨今の新聞にずっと出ておりますが、日本の人口は、2005年を100として、35年には86.6%に減少。また、鳥取県においても81.5%と、約20%減少となると推計されています。  八頭町の人口も6月1日現在、2万6人ということのようでございまして、これで減少率を計算しますと、1万6,346人となるわけですが、近隣の状況等を見ていくと、それ以上に八頭町の人口も減少をするではないかと、このように思います。  人口の減少による影響は、当然のことながら労働力の不足、また、財政負担、より高齢者がふえてくるとか、いろんなことでの財政負担の増加となります。人口減少の時代に適したまちづくり、人が少なくこれからなることを考えながら、それに立ったまちづくりを進めていく必要があると思います。余りお金をかけずにできるU・J・Ⅰターン希望者を積極的に募る県もありますが、本町の受け入れはどうなっているでしょうか。  鳥取市につきましては、Uターン対策を実施されており、八頭町からも人口が流出することが考えられると思います。また、平成18年6月の定例議会の質問の中で、町長さん、区長さんにお願いし、いわゆる空き家の問題でございますが、区長さんにお願いし、その結果53棟が対象となりそうで、今後話を進めてるとされていますが、その結果はどうなっておるのか。  また、今回同僚議員も少し話があったと思いますが、チラシが配られております。貸していただける空き家を探していますというチラシが配られて、それぞれの家庭の中に配られておりますが、空き家の家には、これは行ってもわからんわけですな。そういうことと、それから私は今、U・J・Ⅰターンという言葉を使いましたが、この中にその言葉が使ってあります。この意味を少し解説をしていただきたい、このように思います。  それからもう一つ、コンパクトシティ、この問題についてお伺いをいたしたいと思います。高齢者社会となっても魅力ある地域づくりにより、生き生きとした暮らしをすることができる、いわゆるまちづくりを目指して、八頭町でできるコンパクトシティについてお伺いをいたしたい。国土交通省も、このコンパクトシティについては政策転換を進めてまいりたいというような新聞報道も見ておりますので、コンパクトシティの考え方があるのかないのか、この辺についてもお伺いをいたしたい。  以上で第1回の質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 改めまして、皆さんおはようございます。  早速ですが、9番、河村議員の一般質問に対しまして、答弁をさせていただきたいと思います。  はじめに、八頭町の人口対策についてということであります。財源的な話が初めに出ておりまして、私は収支バランスというのは大切だろうというふうに思っております。現実からは、逃れることはできません。そういう中で、入りをはかりて出るを制する、基本だと思います。  そういう中で、いろいろ八頭町の将来像についてもありましたけれども、受けとめ方はいろいろあるにしても、八頭町の発展ということにはかわらないというふうに考えております。そういう中で、本年度ありましたように、普通会計予算に占める自主財源ですが、比率は23.8%でありまして、これは財政力指数ではありません。決して高い水準であるとは言えません。17年度決算では22.4%、町村平均の30.7%を下回っております。  ちなみに、以前にもお話させていただきましたけれども、財政力指数標準財政規模でのことでございます。平成16年が0.226、平成17年が0.238、3割、2割5分になりません。3割自治以下という現状があるわけであります。  そういう中で、合併しましてこの平成19年度で3年たちます。そういう中で、ことし既に着手しておりますけれども、税率の問題はどうだろう、使用料・手数料の水準、事業分担金・負担金、また、保育料、上下水道の利用料などの見直しを一斉にしたいというふうに考えております。合併条件の中でいろいろ使用料等も決めてまいりました。例えば、下水道の受益者負担金は統一されておりません、今現在。これも統一すべきだろうというふうに思っております。3年たちまして、21年度が起債の償還のピークを迎えます、これは全会計であります。そういう中で、できれば20年度から見直しを。これは、上がるばっかりでなくして、下がる場合もあるかもしれませんが、やっていきたいというふうに考えているところでありまして、また議会の皆さん方にもいろんな審議会を経た経過を踏まえて、ご相談をしたいというふうに考えております。  そういう中で、人口の占める度合いというのは、どの場面にも影響してきますし、定住化の促進というのが、町の大きな柱の一つなんですが、県もこのたび人口減の歯どめというのは、平井知事も産業の活性化なくして、企業に来ていただいて、人が本当に県外に流出しないで済むような環境でないとだめだ。これは、ただ八頭町だけが考えてもだめだろうというふうには思いますが、今、県と一緒になって、こういう部分でもやっていこうというふうに考えているところであります。  他の団体とおっしゃいましたけれども、旧の郡家地域では、民間でどんどん今、宅地造成といいますか、住宅も建っております。郡家の場合は、民間か行政かということで、土地開発公社の経営の中でも申し上げましたけれども、民間とやった場合の比較、民間業者の方の経営圧迫はならないというふうに思っておりまして、ありましたように、新宿団地が19区画完売いたしました。行政がここには手を入れて新しい宅地造成をし、流出があるならばとめる。また、鳥取の方からも上がってきていただくという方式だろうというふうに思います。  けれども、鳥取県全体、国全体が減る中で、どうしても八頭町の人口減、一人勝ちにはならないと思います。ありましたように、平成17年10月1日の国勢調査が1万9,434人です。その年の4月1日の住基人口、2万322人。ありましたように、今現在2万6人です。316名減っております。減少率がおわかりだというふうに思います。
     入ってこられる方もありますけれども、自然減が多いということであります。いろいろ出生率の関係等もございますけれども、いろんな意味で総合的に頑張っていかなきゃならない時期だというふうに思います。  先ほど、税率の関係のことを少し申し上げましたが、八頭町はすべて税金関係は標準税率です。固定資産税は1.4%、既に近隣でも1.5%にしておられます。1.6を考えておられるところもあります。また、法人税の法人割の税率につきましても標準税率で12.3%。近隣の市町村では14.7、東部地域ですね。というふうにやっておられますけれども、このあたりが今、本当にどうするかというのを考える正念場だと思います。企業誘致一つとりましても、この部分がこれから出るんじゃないかなというふうに考えております。  それから、2点目の歯どめ対策の関係でございますが、国勢調査の段階では、5年間で811人が減っております。先回。今後、定住促進もあるわけですし、鳥取市もやっておられますように、八頭町でも空き家対策ということで調査をさせていただいたりしましたけれども、具体的に出てこないというのがございまして、これからは件数が幾らあるかということではなくして、一つずつつぶしていこうと、お伺いして。中には、仏壇があったり、将来的に帰ってくるとか、いろんな事情があるようです。  チラシの関係をおっしゃいましたけれでも、周りの皆さんも知っておられますし、そういう部分での啓発だというふうに思います。と申し上げますのは、八頭郡の田舎暮らし促進協議会で、八頭郡でそれぞれ民泊していただいて、智頭・若桜・八頭町ということで来ていただきました。八頭町に宿泊された方で、何回かリピートで帰ってこられた方がございます。  見られるのが、地域の皆さんのもてなし。本当に私がここに住んでよかったと言えるだろうか。また、雪が降る状態はどんな状態だろう。ことしも何名か来られたそうですが、暖冬で雪が降りませんでした。そういう部分があって、いきなりはできないというふうに考えているところであります。地元に町も含めておもてなしの心がないと、来られたけども知らんふりでは、生活はできないとおっしゃっていました。そうだろうというふうに思っております。  今現在、八頭町では要綱をつくりまして、また詳しくはお話させていただきますが、親族以外の方で空き家を改造してやられるという方につきましては、補助をしようというふうに考えているところであります。また、空き家の調査につきましても、先ほど申し上げましたけれども、いろんなパターンがございまして、ホームページに掲載させていただいてもいいんでしょうかとか、そういう部分もすべてチェックさせていただきたいというふうに思っております。  それからもう一点言われましたのは、空き家に対する解説だったですか。空き家に対する。 ○9 番(河村久雄君) U・J・Iターンという意味はどうですか。 ○町 長(平木 誠君) Uターンというのは、こちらから出られて、少しまた帰って来られる方です。それから、Ⅰターンは、郷里以外の方が直接移住。Jターンは、出られた方が郷里まで帰らずに、途中に寄られるというふうなこと。もとに帰らずに、Jですから、Uにならないということです。ということでありまして、これにつきましても個人の資産ですので、十分詰めていきたいというふうに考えております。  それから、3点目のコンパクトシティの関係ですが、いろいろ新聞等にも出ておりますし、雑誌にも出ておりますが、今現在の頭の中には、コンパクトシティをつくろうかという考えはありません。けれども、ありますのは、高齢者の皆さんが住まわれる住宅が身近にないとすれば、ワンルームではないんですけれども、そんな大きな住宅でなくして、町営住宅ですね、なくして、手軽な住宅ができたらなという思いはあります。コンパクトシティ、できるかできないかという話だったんですので、とりあえず答弁はそこまでにさせていただきたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 河村議員。 ○9 番(河村久雄君) 区分をして質問させていただきますが、初めのいわゆる財政の問題でございます。言葉というのはいろいろあるわけで、町長の方は入りをはかって出るを制するという言葉で表現されましたが、私はこの言葉を使うのに、これは国語勉強しているわけでございませんけど、かなり神経を使いました。制するというのはどうもないような、だれかが使われたということで、入るをはかりて出すをなすというのが一つの書物の中にあるというふうに。内容は一緒でございます。  そこで、先ほど町長の方から話がございましたが、いろいろな上下水道を含めて、標準税率、そういったものも見直す時期が来とるじゃないかということでございますが、まず税率を見直すということもある時期には必要でございましょうが、せっかくできた収納対策室の中で、企業でいうといわゆる未収金という扱いになるわけですが、行政ではそのものが全く、いわゆる収入財源とはならない状態にあるわけで、大きな金があるわけです。これをやっぱり一日も早く、そのものが1%でも2%でも少なくしていく、このことが大切であり、そのことを町長は認識されて、新しく本年からそういう室を設けられて、鋭意努力されておるというふうに思うわけですけども、税率等の、それから上下水道、使用料金等の見直しのことをおっしゃられましたが、具体的に今どうこうということではないと思いますが、今の財政の中でどの程度の進捗といいますか、目標を持ってお考えなのか、お聞きをいたしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) もちろん、滞納部分につきましては、鋭意努力させていただいて、それはそれだというふうに考えております。  それから、誤解があってはいけませんが、税率を見直すという話でなくして、他町村ではそういう場合があると。八頭町では、標準税率ですよということであります。  私は、まずもって職員にもいつも言いますけども、内部の改革というのは第一だと思います。皆さんに痛みを感じていただくのは、町長みずからそういう部分で率先垂範してやらなければ、町民の方は動いてくださらないと思いますし、理解もないというふうに考えているところであります。まずもって、第一はそこであります。  それから、どうしてもありますのが、政策的にありました公共下水道、集落排水の下水道ですね。これは、政策的にどの町村もやっておられます。本来ならば借金の半分は交付税が来る、ざっとの話ですが。あとの半分は、使用料で賄う、維持管理は賄うというのが大原則であります。これは、特別会計の基本であります。公営企業は私的になっておりますけども、公営企業ではそうであります。その部分に町も一般財源が入っているというふうに思っていただいたらいいと思います。  幾らにするのかということがございますが、ありましたように、償還のピークを迎えますけれども、このあたりが町民の皆さんの理解がどこまでいただけるのかなという部分だろうというふうに思います。これは、あくまで審議会を開いていただいて、審議会でいろいろ議論をしていただくというふうになります。これは、ほかの部分もそうであります。  ということで、19年度には、年内ぐらいにはそういうことをお示ししないと、町民の皆さんもいきなりでは大変だろうというふうには考えております。 ○議 長(松田秋夫君) 河村議員。 ○9 番(河村久雄君) 上下水道の関係、年内の中でいろいろ審議会等にご相談をされて、これから特別会計の償還でない、その特別会計の部分を住民の皆さんに理解をしていただいて、今の上下水道の料金そのものをしていただくというお話でございますが、これらについてもやっぱり毎日必要な、町民にとってはものでございますから、慎重に取り計らっていただきたいというふうに思うものでございます。  次に、2番目の項目で、先ほど申し上げましたU・J・Iターンのことでございますが、私は町長から先ほどご答弁をいただいたわけですけども、何か聞き取れなかった点がございまして、改めてこの言葉の意味をもう一度お聞きいたしたいというふうに思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) Uターンというのは、やっぱりそこに生まれられて、それが都会に出られて、それが帰ってこられるというふうに思っております。また、Ⅰターンというのは、郷里以外の地方へ移住される。これは、全国版です、八頭町ということでなしに。それから、Jターンというのは、逆に言ったら、八頭町から出られて、都会に、隣の智頭町に行かれたというのがJだろうというふうに考えておりまして、だからそれが表現の仕方がそうなっておりますけれども、基本的にはそうだろうと思います。  名前の呼び方はそうであっても、そこに定住されるという方につきましてはどうであろうと、おもてなしの心がないと地域、町に、というふうに考えておりまして、いろんなお話を聞かせていただきますけれども、まずそこが大事だという話をよく聞きます。空き家があるから、そこにどうですかという部分では、なかなか帰っていただけないと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 河村議員。 ○9 番(河村久雄君) このチラシの中で私は、どなたか、これはおかしいなと思われる方が町民の方にもかなりあったのではないかなと思いまして今聞いたわけですが、県が使う言葉、県とか大きい範囲で、市町村を抱えるところが使う言葉としては、Jという言葉があってもいいと思いますが、町村、八頭町がこの言葉を使うということは、八頭町から都会に出られた人が、若桜に帰れよと、帰ってもいいよという言葉、今まさに町長がおっしゃられたとおりでございまして、どうもチラシとしてはなじまんじゃないかということが一つあります。  それから、空き家の問題でございますが、一戸一戸つぶしていくという話でございます。私が18年、ちょうど1年前の質問の中で、53棟があって、それらに対して今後話を進めていくという話をされてから1年経過するわけですね。その結果がどうだったかということでございまして、今まだ何もされて、何もということはどうか知りませんが、まだこれからそれらを一軒一軒つぶしていくということは、非常に言葉が選びにくいわけですが、職務に対して怠慢ということがあるんじゃないか。もう既にこういうものはつぶされて、もうどうも53ぐらいあったけど、どうにもならんよと。先ほど、町長がおっしゃられたように、仏壇があるとか何とかかんとか、一応は上がってきたけど、中身を見たらどうも貸してもらえる家がなかったとかということならいいですが、まだそのものが本当にされてないんですか、その辺を改めてお聞きをいたしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) Jターンというのは、逆に若桜町から出られた方が都会に、八頭町に帰っていただくと言って、県外から帰ってこられるのも想定して、逆の意味で考えております。それは、若桜が言われたら若桜の部分でしょうし、八頭町が言ったら八頭町の部分だというふうに思います。  それから、空き家対策の関係につきましては、おくれて申しわけなかったんですが、抽象的な話では前に出ないということで、1戸ずつ時間がかかっても調査をしようと。余り手を広げないで、戸別に一つずつやっていこうというのが今の私の指示でして、調査・アンケートして、区長さんに報告いただいて、それで終わりだというのは何もならないというふうに考えておりますので、いましばらくお待ちいただきたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 河村議員。 ○9 番(河村久雄君) そういたしますと、時間も大変経過いたしましたので、この項目の最後になりますが、コンパクトシティの問題があるわけでございますが、私はいろいろ考えてみますと、いわゆる国といいますか、東北や青森でやっておられるようなコンパクトシティというのは、いろいろな形があるわけですが、八頭町で取り組むということの中で、今いい環境がもう既にできているんじゃないか。それに少し知恵を出し、手を加えていくと、そういうものが、先ほど町長がおっしゃられた高齢者の方々が安心して暮らせるまちづくりというのができるんじゃないかというふうに思います。  それは何かといいますと、郡家駅を中心にして、あらゆるものがその周辺にございます。まず、高齢者から見ますと医療機関、いろんな医療機関。ないのは、県下でも全国でも言われておりますが、産婦人科がございませんが、あとはすべてある。それから、保育園から高等学校までの教育現場、機関、それからあらゆる公共の銀行を中心とした、局を中心とした、そういったものがその近隣にあるわけでございまして、これらをやっぱり考えていく。  それから、このコンパクトシティの中には、政府、いわゆる農地の問題を含めて緩和策もあるわけでございますし、民間活力といえども、やっぱり行政がある一定の手を差し伸べながら、民間の活力を利用すると。行政は、民間活力、民間でやってください、ただし知りませんよ。言ってこられたら、それに対して検討しましょうではなしに、こういうことを行政は、例えば農地の問題等を含めて、今の区域を拡大していくとか、いろんな方法があろうというふうに思いますし、それからこのままでは鳥取市がいろんな施策の中で、鳥取市も人口を確保するという。確保ということになるでしょう。増加ということはもう使えない時代でございますから、確保するという対策を一つの組織の中で考えられておりまして、八頭町でもやっぱりそういった人口を今の2万人をどうしたら確保できるのかというような諮問とまでは言いませんが、何かのそういったものを本当に考えていく機関、そういったものをつくられる気持ちがあるかないか、まずその辺をお聞きいたしたい。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) コンパクトシティには、いろいろな考え方があると思います。都市型であれば、大きなビルの中に病院があって、生活物資もあって、すべて賄えるというのがありますし、また、地方型としましては、コンパクトシティの規模なんですが、やっぱり鳥取市が核になると思います、基本としては、八頭町版でいくとすれば、先ほどおっしゃいましたように、郡家駅、特急がとまる駅を中心に、周辺に住んでいただく。でも、土地にも限りがございます。  そういう中で、いろいろあるわけですけれども、それを考えるときに、農地の拡大の部分で、これは国自体もこの部分でいろいろ議論があっとります。いろいろ問題はあるんですけれども、住みやすい関係ということになると、じゃあ郡家地域一極集中になるのか。みんな出てくださいということになるのか、ならないのかということであります。  ありましたように、民間の方は大変申しわけない話なんですが、通り谷の峠を越えれんというんですね。金銭的にもあわないし、それから本当に皆さんが買ってくださるだろうかというのがありますし、また、農地法の問題がありまして、なかなか民間の方は入れない。今回、新宿団地につきましては、町の施策として農振除外もし、農地転用です。一部、もったいない、もっとほかのところをしたらどうだという意見もありますが、継続で一連の団地としては確保したい。  そういう意味で、農振外の土地のところに民間の方が入られてやっていかれるというのは、既成の事実でありますし、じゃあいつを境に補助金を出すかということにならないというふうに思います。そういう中で別にほってはおりませんけれども、今はまだ町の行政が手を出す時期ではないというふうに考えております。  それから、開発審議会といいますか、機関をということですが、今の心境、現状は考えてはおりません。 ○議 長(松田秋夫君) 河村議員。 ○9 番(河村久雄君) 私はかみ合わんのはあるわけですが、やっぱりそういう機関、官・学いろいろな形の中でそういうものを検討する時期はもう既に遅い、このように思うわけです。周辺がみんなそういうことを考えて、先ほどおっしゃられた鳥取市が中心だから、やむを得んな、そんなことでは八頭町としての体面も何もない。やっぱり、鳥取市のいわゆるベッドタウンというか、そういう形。  それからもう一つには、きのうの新聞ですか、日行住居、いわゆる京阪神の家と八頭町に家を持って、行き来して生活をする。そのことによって、私はいろんな物が、八頭町でできる新鮮な野菜や農産物が都会に郵送料金なしに流出をしていく、売れていく。こういうこともあるわけでございまして、そういったことはやっぱり改めてご検討いただいて、早く八頭町の2万人人口を割らないような施策を講じていただきたい。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 誤解があったらいけませんので申し上げたいと思います。コンパクトシティをされるでしたら、鳥取がそうだろうというふうに申し上げまして、鳥取市に従順するという意味ではありません。  以前にも申し上げましたが、鳥取市に負けない施策を八頭町はしないと、鳥取に人口が吸収されるというのは承知しております。福祉の関係、特に保育料の関係も、鳥取市も6割です。合併前から、通常7割から7割5分だった保育料を、鳥取市並みにやろうということで、合併協議会でも決まり、財政も伴いましたけれども、そこに鳥取市に対しても競争力を持つという部分であったというふうに思っておりまして、鳥取市に従順し、鳥取市にお任せという意味ではありませんので、これに対する八頭町の施策として、少子化の問題からそれぞれやらせていただいておるところであります。 ○議 長(松田秋夫君) 河村議員。 ○9 番(河村久雄君) まだ残っておることがございますが、議会は次もございますから、また次に送って、予定しております問題を簡単に質問をさせていただきたいと思いますが、情報公開の問題でございます。  さきの新聞に、情報公開が表示されまして、鳥取市が95点、何と八頭町は45点、平均が46.5、これはいろんな調査の仕方やいろんなことがあると思いますが、同じ調査をされてこういうことが数字上報道されたわけでございますから、八頭町が少なくとも鳥取市並みに100点になる、そのような努力を今後どうされるのかということを、簡単にお聞きいたしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、3点目の情報公開のランキング度についてお答えしたいと思います。  市民オンブズマン鳥取が、この点数をつけられました。発表があったときに、私はうがった見方をしていましたけども、せめて70点はあるんかなという感じがしておりました。45点ということで、これはどういう調査だったんだという話をしましたら、資料的に収集されて、机上で判断されたということで、鳥取市民オンブズ鳥取に採点内容を、そのときに新聞に出たその日に請求させていただきました。  そういう中でありましたのが、町長交際費の領収書が添付されていない。これは、慶弔費の関係は要綱に沿ってそれぞれ出して、慶弔費について領収書は要らないだろうと。もう一点の交際費、総会とか記念大会、お酒2本なら2本します。JAさんとかいろいろお配りしていただけるところの領収書はもらうんですが、そこの相手の領収書がないと。配達された方でなくして、受け取った方の領収書、これで5点引きでした。  そういう中でありましたのが、資料審査でわからない部分もあるんだろうというのはお話されていました。その中に、補助金の交付目的が余り明確でなかったっていうのがあったんですが、これが点数が下がっておりました。  そういう中でいろいろありまして、今回監査委員さんの実施日が不明であったとか、これは農業委員会の監査をどういう格好でやっておられるかということだったというふうに思っております。そういう部分でありました。また、決算資料の分ですね。監査、決算、それから情報公開の窓口はあるんだけども、表示がしていなかったというのが、5点満点でしたし、資料の開示請求、開示請求ができる者を自治体内に在住している者かどうなのか。だれでもいただけるのかどうなのかというのが、これが10点でありました。だから、監査の部分が35点ぐらいあります。  町長部分の交際費等につきましては、そこの部分だけとりましたら100点です。  そういうことで、今後その部分につきましても、きちっとしたものをやっていきたいというふうに思いまして、新聞には50点未満は大変な努力が要るということでございましたけれども、100点にはならないにしても、鳥取市に負けないような点数にはなると思います。 ○議 長(松田秋夫君) 河村議員。 ○9 番(河村久雄君) 町民は、新聞で見ていろんな思いがあるわけでございまして、マスコミをないがしろにするわけにもなりませんし、やっぱり今町長がおっしゃられたように、わずかな努力で100点に近い点数になるということになれば、今後この調査がまた行われると思いますので、100点になるように町民も情報公開が、八頭町は100点だと、本当に情報公開しておるというふうに見ていただけるような方法を講じていただきたい。  以上で質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) これにて、9番、河村久雄議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時休憩いたします。      (午前10時31分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 会議を再開いたします。     (午前10時37分) ○議 長(松田秋夫君) 次に、8番、川西 聡議員の質問を許しますので、登壇を願います。  川西議員。 ◎川西 聡議員質問 ○8 番(川西 聡君) 議席番号8番、日本共産党の川西聡でございます。  ただいま議長の許可をいただきましたので、しゃきっとして短い時間内に質問をしたいと思います。  まず最初に、町が主催なり、あるいは協力をしているイベントというのがあります。これは数多くありますので一々言いませんが、それに対するPRの問題です。これは、十二分にされているというぐあいにお考えかどうか。  例えば、一番遠いところでいいますと、姫路公園とかですね。それから、これは文化財等々の関係になるんですが、八東にあります清徳の関係ですね。これは、イベントというよりも、清徳の場合、後でもちょっと言及しますが、植物群の案内とか、それから清徳寺は文化財の指定ですから、そっちの方の案内とか、そういったような点で、といったところ、地理のわかりにくいところ、そういったところの案内を十二分にされているのかどうなのか。  別に私は、この質問をして、けしからんとか何とかと言うつもりはないです。ただ、現実に十二分にやっていらっしゃるかどうなのか、今後も力を入れてやっていくのかどうなのかということをまず聞きたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、8番、川西議員の8番目の質問にお答えしたいと思いますが、先ほどありましたように、町の史跡等々につきまして、十分なる案内板、案内人を置いているんだろうかということでございますが、十二分と言われても、そこまでは対応できていないというのが現状だと思います。  国道などにも案内看板は置かせていただいておりますが、例えば途中の沿道にものぼり旗を立てるとか。と申し上げますのは、姫路にも上がりかけられまして、途中が心配になって引き返されたという話も聞いております。私も清徳寺の方にも行かせていただきましたが、そういう感じがするというふうに考えます。  現在でも旧町時代から案内板はありますので、このあたり新しくできました観光協会とも相談させていただきながら、一挙にというわけになりませんが、後退しないような、前向きな姿勢で考えたいというふうに考えるところであります。  それからもう一点、案内人のちょっと意味がよくわからなかったんですが、そこの例えば清徳寺に行かれて、清徳寺のいわれとか、そういう天然記念物があるとか、ここには姫蛍がすんでいますよとか、そういう話をされる案内人の方でしょうか。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) 一番最後の町長の質問に関しては、そういう意味ではないんです。これは、要するに清徳と言ったのは、ああいって行ったらいいんですよということをただ言ってくれるだけ。これからちょっと質問します。質問といいますか、ちょっと力を入れていただきたいなという提案ですね。それをちょっとしてみたいと思うんですけども。  よくわかりました。それなりに努力をしていただきたいなというぐあいに思います。私があえて言う必要もないと思います。総合計画の中にもイベント等の開催事業、地域の活力のイベント事業ということで力を入れると。  それから、文化財関係では、マップですね。文化財マップ、パンフレット等の整備事業、こういったものに力を入れていくということで、十二分だとは言えないながら、それなりの努力をしていきたいということの答弁でしたので、私はこの2回目の質問といいますか提案に、次のことをちょっと考えたいなというぐあいに思うんです。  清徳の問題でございます。言葉をちょっと選んで言わなければなりませんが、日本の体制は政治と宗教、これは、一致してはいけないわけですね、政教一致しちゃいけないんです。  ですから私は、こういった点でPRをするつもりはありませんので、誤解をしないで聞いていただきたいんですが。清徳寺が毎年、これは町が関与してはいけませんよ、政教分離ですから。11月に例大祭というのをやりますね。それで、これは事実ですからちょっと言わせていただきたいんですが、昨年の11月に例大祭がありました。この例大祭のことをテレビが報道したわけですね。テレビが報道して、その報道に接した方が、テレビの報道がどういう報道であったかと後で聞いたら、紅葉がすごくきれいだというようなことで、観光案内的な報道をしたわけですね。宗教行事がどうだのこうだということじゃない。  そのテレビ報道を聞いた数多くの県内者、あるいは県外者の方がわっとといいますか殺到した。そのときに、清徳に一発で行けた人というのがいないんですわ、県外の人で。清徳というのは、一体どういうぐあいに行ったらいいのかということを聞きながら、聞きながらやっとたどり着いたと、そういうような方々が多かったということなんです。これは一つの事実なんです。  私は、それどまりにさせていただいて、これとの関連で、やっぱり地域の活性化という点でつなげていただきたいのは、これとの関連というのは、文化の問題です。清徳には、例の植物群ですね、巨木の。ヒワダ桜であるとか、それから菩提樹であるとか、そういう木がございます、指定されております。  それから、寺そのものも文化財なわけですけれども、どちらかといえば植物群の点で、私はこれは町が売り出す必要があるんではないか。それとの関連で、清徳というところは一体どう行ったらいいのか、簡単にいえば、案内人も含めて。本当でわかりやすいといいますか、なかなか土地勘のない人というのは、なかなかそう簡単にはいかないかもわかりませんが、とにかくわかりやすいもの、あるいは案内をする人、そういったものもちょっと考慮していただいて、とにかく清徳というところのいわゆる奥地を売り出すと。これを八頭町の目玉にする。  何となれば、先ほども言ったように、大変多くの方がアピール、参加をしていただくということで、私はそういった意味で、この質問を何でしたかと言ったら、八東校区の区長会でこういう提案が出されたものですから、ですから私はそういったことを言いたい。  それから、もちろん清徳だけに限るものではないんです。清徳のことを強調しましたけれども、姫路の問題だってそうです。姫路のあゆ祭りの問題だって、やっぱり一番奥地ですから、どう行ったらいいのかというようなことで、要するに行事があることですね。行事があるというようなときには、やっぱりそれなりの出し方をして、わかりやすい標識なり、あるいは説明を加えるというようなことでPRをしていただきたいということでございます。
     別にこれ、質問に逸脱してないでしょう。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時休憩いたします。    (午前10時46分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 再開いたします。      (午前10時47分) ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 清徳の話がありましたけども、清徳寺に限らず、先ほどありましたように、今、観光協会も八頭町の観光協会が、この4月1日発足暫定し、中ごろには会長さんも新しくきちっと決められて、方向性が出、また、いろんな意味で活性化に向けて、町と一緒になって考えていこうというふうな方針も出していただいております。  そういう中で、ありましたように、清徳には県の天然記念物の指定の木もございますし、政教分離はもちろんでありますが、そのあたりで何とか目立つといいますか、ルートがわかるような格好での、これはすべてのところだと思います、考えていきたいというふうに思います。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) それでは、次の質問をいたします。  ちょっと大ぶろしきに構えたんですが、緑化構想ということでございます。これは質問を限定いたします。公園であるとか、あるいは小・中学校のグラウンドですね、あるいは保育園のそういう旧小学校で使われていたような、そういうグラウンド設備がございますが、いわゆる芝生化です、天然芝生ですね。こういったことの計画を立てるべきではないかと。これも後でも申し上げますけれども、個々の要求はありますが、やっぱり一本柱を打ち立てるべきではないかと、こういうことを思うわけですが、この緑化構想の実現については、町長はどのようなお考えですか。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、2点目の緑化構想の実現についてということで、本当にいい提言をいただいております。緑化ということは大変いいことだというふうに考えておりますけれども、現実的にそういうグラウンドを緑化して、維持管理の面も含めてどうだろうかというのが一つはありますし、それから、維持管理するにはどうしても農薬散布が出てまいります。施肥はもちろんでありますが。このあたり、皆さん方がどう考えておられるのか。例えば、今のグラウンドに草が生えて、除草剤をまく。今は、そんな危ない除草剤じゃないからよしとする人と、いや、子供が転んで傷して、そこからばい菌が入ったら危ないという人、二通りあります。  そういう部分がありますけれども、私は緑化自体は大変いいというふうに思っております。けれども、後の維持管理が大変だと。  60年国体がございまして、旧の郡家地域ではホッケーを受けました。そのときに、中央公民館の運動場ですな、あれを芝を買って、全職員も出まして、専門職を頼んでみんな張りました。きれいに張って、国体を終えて、またはぐりました。なかなか維持管理が大変です。常時だれかがついておられないといけません。  そういう部分で、全国的にも新聞にも出ておりましたし、グラウンドで寝そべって、いろんなスポーツもできるしというのもあるんですが、現実的にはなかなか難しいんじゃないかなと思います。  日本海新聞に、6月4日の白兎養護学校の生徒さんが、一緒になってグラウンドに苗ふりをしておられます。このグラウンドの規模はどんなかわかりませんが、本当にいいことだと思うんですけども、現実には無理だと。  もう一点紹介したいと思うんですが、多分皆さんご存じでしょう。船岡小学校の中庭です、芝生を張っております。これは、初めはコンクリートといいますか、タイルみたいなものの方式でした。けれども、反射が厳しくて、財政面もあったかもしれませんけども、反射が厳しくて、芝生の方がいいんじゃないですかという話で、設計変更してもらったように思っております。この中に「船っ子気になる木」というのがあって、ヒラカシが真ん中に植えてあって、中庭ですから。こういう規模だったら何とかなるんじゃないかなとは思いますけれども、本当のグラウンドの中を全部張ってということになると、ほかのスポーツもできません部分が出ますし、なかなかじゃないかなというふうに考えております。  部分的でもできる部分がありますれば、協働の精神の中でできればやっていきたいというふうに。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) 実は、ちょっと自分が言おうと思ったんですけど、町長が言われちゃったんでね。6月4日の新聞記事は、私もとって。これはいいです。  それで、貴重な答弁でしたんで、全体的にはやっぱり維持管理という点でなかなか難しいと。しかし、個々具体的な、個別的な対応は、とってとれないことはないんだというご答弁でよろしいんじゃないかというぐあいに思うんですね。  それで、ちょっとこだわるわけじゃないですけども、こういうことを思います。町長は、芝生ということになりますと、靴でどうだのこうだのというよりはだしですね、はだしを使う機会が多くなってくるわけですが、はだしを使うということについて、町長ふだんどのようにお考えですか。  いわゆる、芝生との絡みでちょっとお聞きしたいんですが、ちょっとお答えください。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 校庭ではだしというのは、けがのおそれがあると思いますし、十分な手入れが、普通のグラウンドでも必要だというふうに思います。  ちょっときょう現在は確認していないんですが、当時西小学校では、はだしで走っておりました。どうしてもけがもあるかもしれませんが、足の裏を強くして、足の裏を強くするということは、全身が強くなるということだそうでして、そういう部分ではクレーなグラウンドでもできると思いますけども、芝生の方がいいんじゃないかなと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) 福島県白河市立関辺小学校というところがございまして、ここは運動会は全員はだしだそうであります。これも新聞記事に載っておりました。この問題を議論してどうだのこうだの言うつもりはありません。効用は、とにかく平衡感覚が養われると。それで、この学校ではスポーツ競技というわけではないんですが、サソリ相撲というのをやっているらしいですね、サソリ相撲。逆立ちになって、足を押し合って、どっちが倒れるかという。すごくはだしを使っているから、だから平衡感覚がとれる。それから、脚力も増すと。これも別に詳しいデータを言うつもりはありませんが、そのことをちょっとご紹介をして、個別具体的な諸要求の問題があったものですから、この問題に関連させていただいて、私ちょっと言いたいと思うんですが。  これは、宿題を出しておりましたので、多分町長の方には届いているんじゃないかというぐあいに思います。あそこのドームですね。多目的広場。多目的広場にドームがありまして、あのドームの横に角寄りですが、ゲートボール場がございます。ところが、あのゲートボール場はほとんど使われていない。みんな屋内でやっている。屋内でやりなれたもんだから、だから屋外でやったって平衡感覚がないということで、高齢者がそれをやらない。あそこのエリアが遊んでいると言っては護幣がありますが、空白であります。  そこで、こういう要求がございます。付近の住民が、やっぱり子供を連れてよく遊びに行くんだそうですね、あのあたりにね。しかし、あそこは大体日中ですとご高齢者がグラウンドゴルフを天然芝の方でやっていらっしゃる。なかなか使えない。  それから、ほかのところ、行ったり来たりして走ったり何かするんだけど、段差があったり、あるいは駐車場があったり、あるいはコンクリでなかなか危ないというようなことで、せめてあのエリアを芝生化して、子供たちが自由自在に飛んだりはねたりなんかすることはできないだろうか、こういうような要求がございました。  そこでちょっと調べてみましたら、あそこの芝生は人工芝ですね。人工芝で、僕の感覚から見れば、あそこはスポーツ用の人工芝になっていますから、もうかたくてかたくて、コンクリート並みなんですね。子供がちょっと転んだりなんかして頭をぼんと打ったりなんかすると危ないわけですね。ですから、あのエリアを思い切って人工芝から天然芝に変えて、子供が憩える場所にする。これはささやかな実現ではあるだろうけれども、こういったことを通して、個々具体的な個別的な要求に耳を傾けながら、だんだんだんだんとやっぱり緑地化をしていくということは、私は大事なことではないだろうかなというぐあいに思うんですが、町長のご見解をお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 宿題をいただいておりまして、調査はさせていただきました。そういう中で、あそこのドームの中には、ゲートボール場が2面ですね。それから、外に1面あります。現実的には、外の方は雨のこともあったりして使っておられないようですが、もともとそういう活用方法で言われたところで、人工芝であります。  川西議員の方にはそういう話があったということですが、私の方には一切なかったもので検討しておりませんが、ありますのは隣のクレーの広い方に、子供のキャッチボールでもできるフェンスを張っていただけないだろうかという話はお聞きしております。  そういう中で、これをゲートボール協会の方も、つぶしてもいいという話はお聞きしておりますけれども、何せ先ほどの話で、また費用がかかります。やっぱり200万円ぐらいかかるそうです。今、グラウンドゴルフをしていただいているところ、あれは皆さんが有志の中で、肥料だけ出しております。肥料と消毒剤でしょうか、出しておりますが、あとはすべて皆やっております。その中にだれかが管理していただくということにならないと、先ほどありましたように大変ですし、今、これを取っ払って真砂にして、芝生にして、あのエリアだけというのがどうなのかなという感じはしております。  そういう中で、今後の課題だというふうに思っております。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) これもちょっと言葉を選んで発言しなきゃいけませんけれども、管理の面ですね。ここのところは、やっぱり町サイドの折衝ではないでしょうか、業者さんとの。ちょっと突っ込んで言ったら、何じゃああれはということになっちゃいますので、なれ合い癒着じゃないかということになってしまいますので、私は個々具体的にそういう業者名をどうだのこうだのとは言いませんが、しかし芝生の管理に関しては、やっぱりそれ相当に真剣に考えていらっしゃる業者さんもいるやに聞いておりますので、これは町サイドの方でやっぱりよく調べていただいて、これは折衝次第ではないかな、お金の面で、あるいは管理の面ということを私は思います。  そのことも含めて、実はちょっと議論が後戻りしちゃうようですけども、これも簡単ですからご答弁願いたいんですが。教育福祉常任委員会の方で、いろんな施設に参ります。それで一番気になるのは、小学校というよりも保育園の、かつて小学校であったグラウンドの、いわゆるそういう後の状態です。その一部分でも、全面的に無理だ、先ほど言われましたけど、そういった箇所の一部分でもやっぱり緑地化して、人工芝にするということになれば、これは当然子供にとっても、好き放題にやっぱり。いや、天然芝にすれば、子供にとってもやっぱり有効ではないかと。飛んだりはねたり、けがの心配、そういった点も薄らぐのではないかなということを思うわけですが、ちょっと議論がさきに戻るようですが、そういった箇所、箇所については何かございますか。簡単で結構です。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 学校の校庭跡地を利用して保育所があったりとするのは、郡家地域が多いんじゃないかなとは思いますが、そういう部分でも先ほどありましたように、管理の面で、どうしても除草剤が要ると思います。この部分になかなか理解がいただけないというのが現実的にあります。クレーのところに生えている草を除草する場合でもおっしゃいますし、そういう部分でありますし、現在は保護者会の方でも管理をしていただいておりますし、上・中・下の校庭につきましては、それぞれの振興協議会で全部やっていただいております。真砂は原材料で出しておりますけども、地元運営であります。  植えるのから、芝は原材料ですけども、植えるのからかけて、やっぱり協働の精神でやっていただき、後の管理も地元でするでなというふうなところまでいかないと、なかなかだめかなというふうには思います。  ほかの保育所で校庭を全面張芝にして、グラウンド跡地でなくしてほかのところですね。その部分でも可能だというふうに思いますけれども、このあたりを十分議論していかないといけないんじゃないかなというふうに思います。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) ちょっとしつこいようですけども、当然維持管理をしていく上で、当然地元の方の協力等々も要りますけれども、やっぱりプロの力も大切なわけですね。こちらの方もやっぱり十分検討・協議されるということで。そういったことはやっていただきたいと、ぜひとも強く思うんですが、いかがですか。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 先ほどの答弁漏れもあったんですが、業者の方と話をしてできるんじゃないかということですが、ドームのところの芝生の管理は、すべてグラウンドゴルフ協会でやっております。  意味がちょっとわからないんですが、施工が安くなるという意味なんでしょうか。未来永劫に管理というのは、費用負担が業者の方には要るというふうに思っております。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) これ以上言いませんが、そこらのところが議論ですよ。  ですから、その辺のところをやっぱり詰めていただいて、相手の理解を得るというやり方をやっぱりとっていただけたらなということを思うわけですね。この質問は結構でございます。ご検討いただきたいというぐあいに思います。  簡単にきょうは行きます。いつも簡単かな。  3番目の質問であります。これは、路線廃止バスの代替措置の問題ということになるんですが、具体的には本年の2月22日に、日本交通さんが八東・船岡線、南岸線を9月までの運行をもって廃止する表明を行いました。5月28日から29日にかけて、沿線の関係集落の区長の方々に対する説明会が行われました。後で町長の方からも多分おありになるでしょうから、自分の方からちょっと言いますけれども、いわゆる存続熱、もうこれは一方的なものですから、存続熱云々かんぬんもないんですが、この説明会に来ていただいた方が非常に少なかったというようなことでありました。  ですから、質問するのもどうかなというような思いもあったんですが、実際にやっぱり路線が廃止になれば、一番不便なのは通院です。やっぱり、こういった方はいらっしゃるわけですね、実際にね。それは説明会には関係集落の区長さん、あるいは関係者は興味持って来てくださった方は少なかったのではないのかと言われれば、ちょっとじくじたるものがあるわけですが、実際に困る人も出てくるというのも事実なんですね。  私は、これもやっぱり全体的な検討の問題で、これは将来にわたっての問題です。何も南岸線の廃止路線だけの問題ではありません。コミュニティバス、あるいは乗り合いタクシー、あるいは福祉タクシー等々、いろんな検討材料はあろうかというぐあいに思います。  ですから、とりあえずはバス路線が廃止になるというのは、南岸線ではあるんですけれども、何らかのやっぱり代替手段といいますか、何も手がつけられない、どうしようもありませんわということではなくて、やっぱりその対応をやるべきではないかということでございます。  若桜鉄道も走っているわけですから、なるべく若桜鉄道に乗ってくださいと、これも対応の一つでしょう。そういった意味で、若桜鉄道の積極利用、これを機会に、さらに強めるというようなことで、町政の対応を聞きたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、3点目の日本交通の廃止表明を受けました南岸線の廃止についてということでございます。  これにつきまして、川西議員の方からありましたように、2月に日交さんが廃止を表明されました。本当はもっと早い時期にという思いがあられたようですが、若桜谷の公共交通の議論がある中で、なかなか早く表明できなかったというのが事実であります。と申し上げますのは、バス会社さんはほとんど9月末が決算期です。9月末いっぱいで新しい事業年度になったら廃止したいということで、大江線、私都線を検討される中で、乗車密度もずっとチェックをしておられましたし、そういう中でのありましたように、バスを減らす、人を減らさなければ、中途半端な部分では赤字額は変わらないという基本的な考え、スタンスを持っておられました。  これを受けまして、船岡地域、八東地域、それぞれ沿線の区長さんを含めた町民の方に説明会を開催したところであります。このときには、日交バスの次長さん・常務さんにもおいでいただきまして、バス事情の話もしていただきました。そういう中でありましたのが、今現実に乗っておられる方が1名おられてもあるわけです。この部分を何とかしてほしいなという意見がございましたし、でもみんなが乗っておらんだけ難しいな。日交さんは、どこからどこまで一人ずつ乗られたのをチェックしておられました。  そういう中であったわけですが、私が申し上げましたのは、たとえ八東線・南岸線の利用は汽車にお願いしたい、若鉄にお願いしたい。これから若鉄の問題も出てくるんですが、そういう中で私都谷、大江谷も含めて、若桜谷から公共交通機関が官になるということは想像はいたしておりません。ある中でありましたように、乗り合いタクシー等々、いろんな方法があるわけです。そういう方法は、若桜谷ということでなくして、八頭町全体を考えていきたいというふうに考えておりまして、それはその時期が来たら、また議会の皆さんにもご議論もいただきたいというふうに考えております。  今後、議会でも公共交通機関の存在、特に若鉄の関係にも委員会を立ち上げていただいて、いろいろ議論をしていただいております。この6月末にも2回目の若桜町との話し合いに入ります。なぜか、ことしが第三セクターで開業して20年目、62年12月14日に開業いたしております。古くからは、昭和5年からの若鉄でございますし、また、そういう中で全体的に公共交通機関を考えていくということでございます。八東線・南岸線沿線の皆さんには大変ご不便をかけますけれども、できれば若鉄、また、29号バスをご利用願いたいというふうに思います。  そういう中で全体的な方針が決まりましたら、先ほどありましたようないろんな部分でのものを考えていきたいというふうに思います。特に、八東地域では、八東の便利屋さんが、福祉タクシーといいますか、福祉バスを陸運局から許可を得られました。これは会員制です。陸運さん、事業者としても免許証がなくして高齢者の方で、それは仕方ないな、やむを得ないなというのを、絶えず名簿チェックが入ります。だれでもかれでもというわけではないんですが、そのあたり競合する部分も出てまいりますし、いろんな方策があるというふうに考えておりますので、いましばらくお待ち願いたいというふうに思います。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) 質問ですから、提案しないわけにはいかないですね。  今の段階では、全体的な計画というのは確かに難しいんだというのは、おっしゃるとおりかもわかりませんが、住民のニーズもありますので、平行線になるかもわかんないけど、でもあえて言います。  この南岸線の廃止に伴っての、やっぱりいろんな方々からのご意見を聞いたんですけども、きのうもちょっと常任委員会で議論したんですが、若干。八東に保健センターというのがございまして、保健センターの水中利用者ですね、水中体力運動の利用者の方ですね。これが若干減りつつあると。  それで、2年前でも私は一般質問したわけですが、送迎の体制があったらどんなにいいだろうなということで質問したんですが、現実的には難しいということだったんですね。  それで、別に南岸が廃止になったからといって、それを奇貨としてという要求でもないんでしょうけども、こういう町民が健康になるという意味合いでの保健センターの活用が、何とか路線バスの廃止の代替措置として巡回、コミュニティーですね。それから、町長もご承知だろうと思うんですが、伯耆町で始めた例のデマンドバスといいまして、これはタクシー会社と町が委託契約をして、定期的にバスが運行になると。予約に基づいて、予約をしている地点から出発して、帰りの予約はないというやつですが、何かこういう八東保健センターのプール利用、水中運動利用との結びつき等々の、路線廃止のバスにかわるような運行を考えられるおつもりはございませんか。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 八東の水中プールにつきましては、徳丸までいらっしゃったらお迎えに出ますということで、3カ月試行させていただきましたけどもほとんどありませんでした。郡家の方からも上がっておられますが、鳥取に出たら、200円は要らん、ただだと。けども、若鉄を使って私は八東に上がっておるという話をされた方がございました。このあたりは、皆さんで公共交通、交通機関を使っていただいてするのがベターじゃないかなと思います。また、ここに車が走るということになると、その分だけまた収入が減ります。  それと、オンデマンドバスの話もありましたが、タクシーも一緒ですが、経営的には赤字だと思います。赤字部分を、それはお願いした事業者に払っていくということになろうと思います。どうしても往復便の片道距離があればいいんですが、往復便の4分の1の距離ぐらいでしたら、当然赤字になるということでございますし、タクシーにとりましても、そうだというふうに聞いております。  それから、周回するバスにつきましては、これも赤字負担を覚悟でやれば、定期的に走るバスというのは、人を3人、4人抱えてやればいいと思いますが、これも大変なものだと思います。  智頭がやっておられますのは、智頭から奥の谷だけをバスを買われて、宝くじだったんですが、それと過疎債と、それを車を出すから受けていただく方はありませんかというので受けられて、収入は智頭に入ると。あれはみんな、小学生から、皆さんから料金もいただいているそうです。そういう格好できますが、今は幹線ですから、智頭から鳥取までは従前どおりの走行です。そういう部分で、いろんな地域によりましての取り組みがあるというふうに考えておりまして、この八東線を廃止して、これから若鉄の問題、29号線の問題があるんですが、そのあたり、この12月が境だというふうに思っておりますので、そのあたりになりましたら方向性が出ます。それについての町としての考え、また、議会の皆さんとの協議・話し合いにも入れるというふうに考えております。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) 一にもお金、ニにもお金なんですね。結局、金の切れ目が何とやらというんですが。問題は、やっぱりそこではないのかなというぐあいに思いまして、僕はそれなりのいわゆる補助制度といいますか、そういったものをちょっと調べてみました。これは、当然そっちはプロですから、常日ごろやってらっしゃるんではないかなというぐあいに思うんですが、でもあえて言わせてください。  伯耆のデマンドあたりは、あれは全然県から補助がないかといったら、今現在はないんですが、実は今年度確定するのかどうなのかということで、以前路線バスに出していた県の補助金、これがデマンドをやるからといって、全額じゃあ全部ぶったぎられたと、そうじゃなくて、新たな事業を興した、そういう地方自治体に対して、赤字分の補てんをしていた県の拠出金の8分の7を助成しようじゃないかと、こういういわゆる県の補助があるということを、僕はちょっと勉強しました。反論があるでしょうが。  それから、あと何点かあるんです。例えば、公共交通活性化総合プログラムといいまして、これは国土交通省から、この取り組みに対する調査費の計上がされるという制度があります。この制度の特徴は、自治体と交通事業者、警察が、公共交通の活性化について検討して、コミュニティバスを運行することについての具体的な方策を見出すことができる、そのための調査費だと。これは、都市型のそういう経営が行き詰って、ちょっと考えられないですけど、都市型のいわゆるところに当てはまる、どうもプログラムみたいですけれども、しかし、国土交通省も考え方をだんだんだんだんと変えてきつつあるということをちょっと勉強しました。これが二つであります。  それから三つ目、バス利用促進等総合対策事業。やっぱりこれも交通システム対策事業としてのコミュニティバスの整備。コミュニティバスの計画策定のための調査に対しての補助。また、実証実験などへも補助をすると、こういうメニューがございます。  それから、よく言われるまち交ですね。まちづくり交付金の問題です。これも制度がよくころころころころ変わるみたいで、伯耆の方にちょっと伺いましたら、これも確定的ではないんだと。まちづくり交付金というのは、例えばパーク・アンド・ライド、通勤者がどこか駐車場へ行って、通勤のためにバスを利用するパーク・アンド・ライドの駐車場の整備等々にも、試験運行としてお金を出すと、こういう交付金ですね。当然、コミュニティバスの運行に対しても考える、こういうまちづくり交付金の問題ですね。  こういうような制度があるということを自分ならちょっと勉強したわけですが、当然こういったものを追求して、何らかのやっぱり方策を探っていただきたいなというのが、やっぱりこれは住民の要求ではないかなということを思うんですが、町長、ご見解をお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) いろいろお話をいただきました。  県の補助の方につきましては、19年度は県の持ち分の8分の7ですね。12.5%だと思っております、現額が。来年が25ということでありまして、既に走り出しております。  それから、先ほどありましたフィーダーのオンデマンドバスというふうな部分につきましても、補助金制度はあるようですけれども、全額ではありません。  いろんなことを施策として勉強させていただいておりまして、その中での今の現状があるというのを、まずもってご認識いただいたらというふうに思います。  いろいろ例を申し上げられましたけども、岩美町でもタクシー補助をしておられました。これは、会員制で、この方は高齢者の夫婦でバスが廃止になったんですな。なったときに登録されて、本当に不便な方という認定をされて、その方のみやっておられるそうです。これは日交さんがやっておられますが、こういう場合でも、そこに拠点にタクシー会社があると。例えば丹比の方が郡家からタクシーを呼ばれて八東まで出たいと言われたときに、料金は丹比・八東間の料金です。あとの回送分はじゃあどうなるのか。初めの話に返りますが、このあたりが出まして、だから拠点があって、岩美の場合は拠点があるんです、岩美町の方に。それで成り立っておりますけども、そういうタクシー補助というのも、私の頭の中には一部入っております。     そういうことで、いろいろな事業がございますけれども、県の施策、国の施策を呼び込むというのは、私どもの役目でありますし、いろいろお話をいただきましたけれども、また再度詳しく調査はしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) じゃあ調査をということで。  最後の質問に移ります。これは、スポーツ振興計画についてでございます。3月定例議会で同僚の議員からこの質問がありました。それで、これは正確にやっぱり言わなきゃいけないから、ちょっと正確にちょっと言いたいんですけれども。ちょっとお待ちくださいね。  教育長の答弁ですね。こういうことを言っておられるんですね。簡単に通告には出しましたけど。スポーツ振興計画の策定について議員が聞いたんですが、教育長はこのように答えたんですね。行政と住民が協働して取り組むべきであると考えます。ですが、現在のところ、総合型地域スポーツクラブと同様に、スポーツ振興計画とは何なのか。どのように自分たちの生活にかかわってくるものなのか、周知や理解が十分ではないと思われます。住民個々に直接かかわってくる問題であるからこそ、計画した内容の実現には、個々の方の行動が必要とされる部分が多くなります。行政が推し進めるだけでなく。次なんですね、通告に書いておりますけど。今後は、住民への周知や理解を得るべく、努力をしてまいりたいと考えますので、ご理解していただきたい。このように言っているわけです。
     それで、質問がここで終わってしまっているわけですが、どうも消化不良なんですね。これだけでは、何のことだろうなということを思うわけです。質問の通告では、これをより具体的にしていただきたい。ですから、周知の努力をどのようにやるか。理解力が十分でないというんだったら、どのように町民に知らしめるのか。このあたりについて、教育長のご所見をお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) それでは、川西議員のご質問にお答えします。  答弁の中に3月で私はこう言いましたということを言おうと思ったんですけども、すべて言われてしまったので、どういうふうに言おうかなと、ちょっと迷っております。  3月議会でお答えさせていただいた内容につきましては、先ほど議員がおっしゃったとおりでありますが、この計画は住民個々に直接かかわってくる問題であり、計画した内容の実現には、個々の方の行動が必要とされるということを申し上げたというふうに思います。  したがって、行政からの押付けの計画ではなく、住民が必要とし、納得のできる計画としたいということでございます。我々行政に携わる者が、いかに実行し、作成した計画であっても、住民の方々や社会の状況、ニーズにあわなければ、絵にかいたもちとなってしまいます。まして、この計画は、住民一人一人の健康や暮らしに直接かかわってくる内容と思いますので、なおさらそのような事態は避けなければならないと思っております。  教育委員会としましては、例えばどの施設で、どのような方が、どのくらいの頻度で、どのようなスポーツを行っているかといったような町民のスポーツに関する実態を把握するとともに、先般も体育協会の役員、競技別の専門部長、体育指導員の方々から、意見を伺う会を開催いたしましたけれども、この会のような、現状に対する住民の意見・要望を伺う機会を持ちながら、計画そのものの必要性や方向性を検討していきたいというふうに考えております。  合併後の2年間を見ておりますと、スポーツ、特に大会等の持ち方等につきましては、それぞれの旧町ごとの考え方というのが大きく異なっているというのが現状でございます。そのような中での検討ですので、いましばらくは時間を要するのかなというふうに考えております。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) 総合計画の中には、スポーツの振興を図りますと書いているんですよね。スポーツの振興を図りますと。このスポーツの振興を図りますということと、スポーツ振興計画を立てるということは別問題なんですか、答えてください。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 全く別のものだというふうには思いませんけれども、計画がなければスポーツは振興しないのかというと、そうでもないというふうに考えております。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) その点について、きょうはその1点だけについてちょっと私は言及したいんですが。  要するに、スポーツ振興計画を将来的に立てたいんだというお気持ちがないということですか。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 行政だけの気持ちで計画を立てるとかそういうことでなくて、さっきお答えしたように、住民の必要性というようなものもはかりながら、検討したいということでございます。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) スポーツ振興法に何て書いてあるんですか、スポーツ振興法に。スポーツ振興法には、そんなことは書いてないでしょう。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) スポーツ振興法のどこの部分でしょうか。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) スポーツ振興法の目的ですよ。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 全部条文を覚えているわけではございませんけれども、スポーツを振興するために、国はスポーツ振興計画を立てると。ついては、都道府県、市町村も立てることとするということになっていると思います。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) それだったら、スポーツ振興計画は立てなければならないということになるじゃないですか。どうですか。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 立てなければならないというふうには書いてありません。現に、鳥取県もまだ立てておりません。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) 鳥取県が立ててないと言ったって、全国47都道府県のうち、立ててない県は四つなんですよ。鳥取と奈良と。失言したわ。四つなんです、間違いないです。  それで、やっぱりこれは町民の本当で健康増進、何だかんだもう言わないわ、そういう建前論議は。そういうものを真に追求するんだったら、やっぱり検証を伴う計画を立てるべきなんだということを、やっぱり思うんですよ。実際に、これは大もとをさかのぼってみれば、地方自治の本旨は何か。きょうは、もう大もと議論ですわ。地方自治の本旨というのは、住民の福祉の増進を図ることを基本とすると。これは、第1条の第2項に書かれています。これは、地方自治法であります。これに基づいて、スポーツ振興法はできた。  それに基づいて、47の都道府県のうち四つを除いて、他の都道府県は、この計画を何らかの形で、大小だごへごはありますけど、みんな立ててるわけです、みんな。  もう一つ、それから大切なことは、四つ立ててない県があると言ったけれども、立ててなくても地方自治体の市町村の例でも立てる、そういう積極的な自治体もあるわけです。やっぱりこういったところに学ぶべき必要があるんじゃないかなということを思うんですが、教育長いかがですか。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 全くおっしゃるとおりだと思います。学んでいきたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) それでは、そこのところで意見が一致したんだったら。じゃあこれは目途ですね。大体いつごろをめどにして、どういうことをやろうとするのかと、どういう計画に着手しようとするのかと、そのことについてお答えください。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 教育委員会では、このスポーツに限らず、社会教育調査というのを昨年させていただきましたし、あるいは人権問題に関する調査も意識調査をさせていただきました。今、調査、調査でということもありますので、すぐにいつ調査をするということは明言できませんけれども、そういった意識の調査をさせていただいて、検討していきたいというふうに思います。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) じゃあお聞きします。教育長の在任中に何とかスポーツ振興計画を立てたい、あるいはめどを立てたい、あるいは今任期中が仮にだめでも、仮に次にご自分が在任をされて教育長になったら必ず立てたい、そういうようないわゆる方針といいますか、そういう抱負といいますか、そういったものはお持ちですか。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 非常に難しい質問です。この振興計画がなければ、本当にスポーツは振興しないんかということをまず考えてみたいというふうに思います。八頭町が振興計画を立てた町村に比べて、実際にスポーツの振興がおくれているのかどうなのかということも検証しながら進めてまいりたいと思いますし、さらには、体育協会等で行っているスポーツ大会等の開催の方法につきましても、まだ八頭町の中で統一された開催の方法がとれていないというような段階で、いきなり町がこういう計画を立てましたと、こういうふうにやってくださいというようなことは、なかなか言えないというふうに思っております。  したがって、そこら辺のところも十分検討する中で考えたいということで、任期中にできるかできないかというようなことは、ここで言うべきでないというふうに思っております。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) 僕は、プログラムを聞いているわけですよ、具体的なプログラムを。抽象的な命題を聞いているんじゃないんです。例えば、ここに登りたい。じゃあ、きょうはどれぐらいまで登るか、あしたはどれぐらいまで登るか、あさってはどれぐらいまでやるか、そういうことを聞いているんで、何か議論が宙に浮いていますよ。  僕は、将来的なこういうスポーツ振興法に基づいた、県ではやってないと言ったけれども、八東町が仮に、それを住民のニーズを得て。いや、八頭町がそれに基づいて。済みません。八頭町がそれに基づいてやるということになれば、じゃあどういうようなプログラムを経て山に到達するか、計画をつくるのか、そのプログラムのことを聞いているわけですから。それについて、ちゃんと具体的に抱負なり何なりというのを示すのは、教育長のあれじゃないでしょうか。もう一回。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 議論がかみ合っておりませんが。  私は、この計画の必要性そのものから、自分の気持ちを聞いてみたいというふうに言っておるわけでして、立てるというのを前提でものを申しておりません。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) じゃあ、立てるのが前提ではないと。じゃあ、その選択肢として、立てるという選択肢もあるということですね。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) もちろんでございます。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) 住民の理解を得る、いわゆるめどですね。ちょっとしつこいようですけれども、大体どれぐらいを計画していらっしゃるんですか。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 先ほども言いましたように、調査をしてみてからということになると思います。 ○議 長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8 番(川西 聡君) 調査、それからアンケートのようなものをおとりになるというお気持ちはないですか。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) アンケートも含めて調査でございます。 ○8 番(川西 聡君) いろいろとお騒がせをいたしましたけれども、お気にさわりました点がありましたら、ご勘弁願いたいということを申し上げて、私の本日の一般質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) これにて、8番、川西 聡議員の一般質問を終わります。  次に、13番、竹内康紀議員の質問を許しますので、登壇願います。  竹内議員。 ◎竹内康紀議員質問 ○13番(竹内康紀君) 13番議員の竹内康紀でございます。  ただいま、議長より発言のお許しがありましたので、通告に基づきまして、2点について、猫山林道について、八頭町における地球温暖化防止対策についてをお伺いいたします。  まず、県営のふるさと林道猫山線についてお伺いいたします。猫山線につきましては、私の居住しておるところが関係する路線でありまして、大変申しわけありませんが、これは下私都から大御門、中私都地区、上私都地区の広域にわたっている林道に関することでございますので質問させていただきます。  この林道は、花原集落から山志谷集落まで約15キロの区間を、幅員5メートルの県営事業として、林道を開設することとして、平成5年度に着工し、花原工区と山志谷工区と両地区より施工が進められていましたが、突如休止となり、現況に至っております。  林道整備は、これからの林業の活性化を進める上で、また、森の持つ公益的・多面的な機能を維持・増進するために必要不可欠な事業と理解しています。関係集落としても、集落機能の維持を含め、活性化に資すると、大変喜んでいたものですが、次世代への美しい森と山林資源を継承することができると切望しているものであります。  そこで、猫山林道の開設の経過、並びに現況について、猫山林道の施工休止の理由、猫山林道の必要性に対する町長のご認識、猫山林道再着工の見通し、または問題点についてお伺いいたします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、13番、竹内議員の一般質問に対しましてお答えしたいと思います。  はじめに、猫山林道についてであります。この林道につきましては、当初19キロメートル、幅員が5メートル、平成5年から始まりました。そういう中で、山志谷側からと花原側からと両方で工事が施工されたというふうに思っております。  そういう中で、県の方から、県営林道のあり方について、八頭郡全体で、鳥取県全体だったでしょう、考えたいというふうにございました。当時、この林道を5メートルの幅員を4メートルにしたらいいだろうか、できないだろうか、地元としてどう考えますかという話がございました。いや、それは4メートルで結構です。そういう段階がございましたけれども、平成14年度の予算要求の段階で、事業評価が規制がとられました。この猫山林道につきましては、Dランクということであります。  そういう中で、町としましても当時、合併前の郡家町としましても、何とか途切れないで花原側からは、せめて上津黒の横断道まで、山志谷側からは、せめて野町の林道まで、何とかつないでほしいという話もさせていただきました。けれども、県の事情もございまして、休止となったということでございます。当時、この林道につきましては、町営でもできます。町が事業主体となられてされることも可能ですから、そこの部分もよく考えてくださいというお話がございました。  そういう中で、経過はございましたし、今現在でも県の考え方は変わってはおられません。八東地域には、嶽山線、遠見山線がございます。それぞれこれは、ランクがCです。そういう中で、遠見山も休止になっておるところであります。  先般、嶽山線の再開につきまして、合併しまして17年度から事業がとまっておりました。私も気になりまして現場にも行きましたし、10.5キロメートルの中で、既に工事は7.5キロ完成しております。舗装部分は、町営施工であります。そういう中で、県にもお願いしたところ、地元の林業の施行計画がないと。林道が開設されるところでも、枝打ちもしていないし、施行計画はない。そういう場合だったら、県はもう手を出しませんという話でありました。そういう話を地元にもお話する中で、県も理解していただき、これは施行計画を出すという条件で、現地ずりするという条件であります。  そういう中で、今後5年間にわたり完成したいというふうなお話がございました。その中で、嶽山線はCランクでありますし、あと3キロメートルあたりまでつながないと、本当に完成した意味がないということもございました。  町としても負担は2割です。ただではありません。1往復したら2,000万円の負担が要ります。そういう中で、一挙にどの林道も再開というわけには至らないというふうに考えているところでありまして、県にも要望はずっとしておりますけれども、今の段階では、県の方で県営で施工するからということにはならないというふうに思います。  経過は経過で、事情はお話しましたけれども、今後八頭町として嶽山線が完成し、次の林道はどこに向かうかというのが出てくるとは思いますが、このあたりで県と一緒になって考えていきたいというふうに思います。しばらくお待ち願いたいというふうに思います。 ○議 長(松田秋夫君) 竹内議員。 ○13番(竹内康紀君) これは、県営林道という銘打ってあるわけでございますが、もとは国の予算がついてやってきておるものだと思っております。  それで、国の事業そのもの自身は、まだ継続されていると思いますが、それはいかがなものでしょうか。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 県も8割負担で、県営ではやっておられません。国の補助があって、事業があってされているというふうに思っております。町村の2割は変わらないと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 竹内議員。 ○13番(竹内康紀君) では、県の方針で一応休止しておるということがありますが、復活の見通しはあるというように判断をしてもよいということですね。  それで、先ほど言われましたが、一部言われなかったわけですが、これがDランクにランクづけされたという理由の一つで、用地問題があったと伺っておるところでございます。そのようなことがもとで、花原からは上津黒の道路まで、また、山志谷側からは、野町の林道につなぐという代案だといいますか、そのようなことになっているのではないかと思いますが、そのような方法でも林道を地元の人は切望しているものでございます。  また、この工事を見ますと、相当な単価の工事がなされているように思います。現在、林業作業道というものに取り組んでいるところでございますが、県のパンフレット等で見ますと、3メートル近くの作業道開設にメーターの3,000円、鳥取型作業道の開設にはメーター3,000円というようなパンフレットもあります。これをちょっと計算しましたら、今までの施工したのは、メートル当たり42万2,000円というような莫大な経費がかかっているように思います。したがいまして、5メートルの道路を4メートルに変え、さらにそれを4メートルでしたら大型道路車両の通行が可能なわけですが、搬出等においても、大型車両でなくても、作業目的を中心とした道路でもよいと思います。それで、幅員とか工法の改良によって、経費的な問題は解決できる問題ではないかというように思っております。  そのようなことをやり、また、用地関係につきましては、県の方で登記をやらずに99年間の賃借料というような格好で実施されていると伺って、立木補償はなされておりません。  現在、我々の裏で取り組んでいる作業道の開設につきましては、用地は無償提供する、立木の補償はしないというようなことを条件に、当部落の作業道開設を全面的にやろうというような方向でやっております。また、そのようなことを、この難しい道を地元の要望どおりに開設しようというならば、地元との交渉次第でそのような対応もできるんではないかというように思っておりますし、地元としてもそう負担してでも、その道は必要だと思います。  将来、我々の限界集落といいますか、そのようなところで何を将来に残すかといったら、美しい森と山林資源を残す以外希望がなくなるというように思っておりますので、この点について見解をお願いいたします。
    ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) ランクづけにつきましては、用地買収がなかなか難しいから、Cランクだ、Aランクだということではないと思います。遠見山の方もCランクですが、難しい部分があるというふうにお聞きしております。それでとまったのではないと思います。特に、山志谷側は土質が悪くて、何年間つくってはめげ、つくっては壊れでストップした経過がございますが、その部分が延長的にはおくれたかもしれません。けれども、県の方針として、今後はするとしても4メートルです。町もお願いしております。  そういう中での工事でして、今の広域林道の形態で、県営でされる場合は今の方式で、作業道をそれから入れられるという話とは別の問題だと思います。当時、用地がつかないから、花原から上津黒まで、山志谷から野町までという発想ではなかった。ある程度の間がつながらないけども、横線でやっていこうという話でありまして、用地の話はなかったというふうに思います。初め、用地の方線決定の部分ではあったわけですが、そうではなかったと、最終的にはそういうふうに思っております。  それから、99年間の補償費というのは、これは用地買収ですから、用地買収です。買収です。買い取りです。民法の許せる範囲の99年間ということでございます。  それから、今後、当時も町営でやられたらどうかという話が出ました。なかなか億単位の話に、そんなに町の今の状況の中では手が出ないと。2割負担でも大変ですのに、国・県の部分でやっていかないと、なかなか難しいというふうに思います。  ありましたように、ランクがDでございまして、これは鳥取県下であります。だから、優先順位がついておりまして、A・B・C。そういう中でのランクでございまして、八頭町としましては、もし嶽山線が完成するならば、引き続いてどれかの線に入っていただきたいというのが、途切れないように、私の思いであります。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 竹内議員。 ○13番(竹内康紀君) 県のランクづけでDということで、Dというのは一番最低のランク。必要性の少ないという判断をされているようにも言われたんじゃないかと思いますが、この公費につきましても、私が見た範囲では、切り土が余りにも大きいから、地すべり地帯において崩落化するというようなこともあると思います。そのようなことで、今それが再開できないということのようでございますが、ただいま町長が申されましたように、縦の線がついたら、その後の希望があると言われたと理解させてもらいます。  また、この林道につきましてでございますが、山志谷側につきましては、完成した林道を農業用の農道として、利用・活用させてもらって、大変喜んでおるところでございますが、花原側から見ますと、入り口にどうやら1年中、鎖で通行どめの閉鎖がしてあるように見受けております。せっかく金を投下した道路でございます。この道路、金を捨て銭にしないように続ける努力と、これを現在でも利用できる状態にされるべきではないかと思いますが、この点だけ、一つだけお願いいたします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 災害が起きて壊れているということなら別なんですが、草刈り等も地元の方でお願いしたいというふうに思っております。ほかのところの者は行かれないというふうに思います。 ○議 長(松田秋夫君) 竹内議員。 ○13番(竹内康紀君) 今申し上げたことについては、そのような質問をしたわけではございません。山志谷としては、道路の草刈りも部落としてやっておりますが、花原地域において、入り口がとめてある。これを利用価値がないものだったら、初めからしなければよかったものですし、利用される方策をとられたらどうかと言ったものでございます。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 花原の方側も、もう県道の郡家隼停車場線ですか、県道から入っておりまして頂上付近です。それで、林道が何キロか入っておるんですが、カーブを曲がって県道から見えない部分に不法投棄がありまして、火事もありました。そういう中で、地元の皆さんとも話をし、入り口に鉄の鎖をして、車が入れないようにして、かぎをかけて、もし万が一、万が一でなしに用事があるとすれば、区長さんからかぎを借りて入っていくと、そういう方式にさせていただきました。不法投棄の山になるということからでございます。  だから、皆さん方が関係の山に行かれるというときには、開放ということになります。 ○議 長(松田秋夫君) 竹内議員。 ○13番(竹内康紀君) 花原地区につきましては、地元の協議の結果、そのようなことになっておるということでしたら、いたし方ないと思いますので、基本的には完成したものは使えるようにされるのがよいと思いますが、これは先に行きます。  あと5分で12時になるわけですので、12時までと思いましたけど、もうちょっと時間をください。  次に、八頭町における地球温暖化防止対策についてお伺いいたします。  ちょっと長く書いているので、早口で言います。  近年、地球温暖化現象が起因すると言われる異常気象と、それに伴う気象災害が多く報道されるようになったと思っています。八頭町内においても、6月8日に国中地域から郡家下私都地域に降雹があり、梨を始め多くの作物に多大なる被害が発生しましたと報告がありました。昨日の河村議員の緊急質問のとおりでございます。  被害に遭われました農家の皆さんには、心よりお見舞いを申し上げますとともに、最善の努力をされ、被害を最小限にとどめられますようお願いいたしたいと思います。  町当局におかれましては、早急に調査し、最善の施策を施してされることを要望いたします。  この地球温暖化防止対策としては、国連において京都議定書が締結され、多くの国々が参加し、この目的のために対策が実施されているところです。この主な内容は、先進国の温暖化効果発生ガスの排出量削減の数値目標の設定であり、対象ガスとして、二酸化炭素、メタンガス等であります。また、森林の温室効果ガス吸収力算入に取り組んでいます。  目標を5年として、2008年から2012年の間に、日本は6%の排出量を削減するとあります。しかし、協定締結後も排出量の削減はおろか、増大が進み、2005年度において締結後、8%も増加したと報道されています。単純計算で見ますと、今後5年間で14%の削減に取り組まなければならないとなっています。  さらに、今回の開催されたサミットにおいて安倍首相は、2050年には日本の温暖化効果ガスの排出量を50%削減すると公表されました。その実現のために、今後国民運動としてさまざまな施策が提示され、数値目標が示され、課せられると思っています。  国の環境白書における政府方針は、美しい星50と題しています。これと同様に、美しい八頭町を次世代へ継承するための一人ひとりができることを実践する必要があると思います。何か雲をつかむようなことを申しましたので、私として直観しております対策を、例として簡単に述べさせていただきます。  基本としては、化石燃料の使用削減対策だと思っています。交通問題であり、節電の問題等もあると考えています。文明社会においては、大変に難しいことであると思いますが、避けては通れません。町民一人ひとりとして、運動として実践効果が一番期待されるのが、3R運動であると思っています。リデュース、リユース、リサイクルでございます。リデュースとは、物を大切に使うこと。ごみの発生を減らすことであります。リユースとは、物を繰り返して使うということであり、リサイクルとは、再び資源として利用することであります。  具体的例としましては、レジ袋の廃止、マイバッグ・ふろしきの持参運動であり、再使用可能な容器や詰めかえものを使用することであります。また、ごみの分別、再利用。農村部においては、生ごみの土地還元であると思っています。  また一方、長期的な視野の対策としては、食生活の和洋化の取り入れだと思っております。それに誘導する必要があると思っています。例えていいますと、1キロの牛肉を生産するのには、穀物7キロが必要だと言われているところでございます。この肉をつくるためには、多くの資源の浪費と、この材料を船で運んでくる、また必要経費がかかってきています。  次世代を背負う子供たちに、米飯給食を取り入れ、和食化を生活の基本と誘導することが必要なものではないでしょうか。地産地消も大変重要なことと思っています。  次に、化石燃料削減に向けてエコ燃料、つまりバイオエタノールの活用であります。転作田、休耕田で菜の花を取り入れる運動はいかがなものでしょうか。鳥取市では、菜種油を取り入れるエンジン燃料として使用する循環型社会の取り組みを行っているところでございます。  また、世界的に食糧が、バイオエタノールの原料として使用されるようになり、大幅な値上がりが続いています。今後、深刻な食糧問題へと発展すると予想されているところでございます。  先ほどの林道の問題を言いましたが、森林保全対策の推進は、いかがなものでしょうか。さきに申し上げました、京都議定書における6%の温室ガスの削減目標のうち、日本では2.9%を森林が吸収するということで、計画はされているところであります。2.9%の削減は、森林によって二酸化炭素、それを吸収するというような方向づけになっているというところでございます。  さらに、町におかれましては、ISO14001の運動が実践されていると思います。これは、総合的な省エネ対策、エネルギー対策だと思っておりますが、これを庁内のような運動にせず、さらに広めて、町民の運動として発展させ、取り組む必要があると思っております。  以上、思いつくままにさまざまなことを申しましたが、これを答弁としては一つずつに対するお答えは要求していません。要求するのは、町長において、地球温暖化防止対策の必要性。それと、町としてはいかなる実践の方法を考えておられるかということのみをご回答願いたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、2点目の八頭町における地球温暖化防止についてということで、いろいろ提言なり質問等もいただきました。  竹内議員ご指摘のとおり、世界で使われているエネルギーは、4分の3以上が化石燃料であるというふうに言われております。これは無限ではない、有限でございますけれども、世界各地でいろんな問題が起き、地球の温暖化につながっているというふうに思います。  八頭町でも旧の郡家町地域からのISO14001の認証を受けまして、サイトを全庁に、全庁といいますか、各役場すべて、出先も含めて広げさせていただいて現在おります。ことしからは、鳥取県のTEASに移行いたしまして、審査を受けたいというふうに考えております。中には、当然なら当然なんですが、公用車のエコドライブの推進、冷暖房の温度管理、クールビス・ウォームビズですね。不要な電気の消灯、省エネ型の機器の購入・更新、環境に優しい物品の購入、グリーン購入等であります。また、日にちは定めておりませんが、各職員、月2回のノー・マイカー・デイ等々で、みずからができることを進ませていただいております。  その中、環境問題をとらえた一つ本がありまして、きのう八東の図書室の方から借りてまいりました。「はちどりのひとしずく」という本であります。これが全世界に出ておりますが、環境問題として本当に単純であれば単純でありますが、本当の意味での環境問題の取り組みが書いてあります。この物語は、南アメリカの先住民に伝わる物語ですが、森が燃えていました。森の生き物たちは、われ先にと逃げていきました。でも、クリキンディという名のハチドリだけは、行ったり来たりして、口ばしの水のしずくを1滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。動物たちはそれを見て、そんなことをして一体何になるんだと言って笑います。クリキンディはこう答えました。「私は、私にできることをしているだけ」。終わりです。  そういう中で、自分でできる部分をみんながやっていって、輪を広げていったら、1のものが100倍でも10倍でも、1,000倍でも1兆倍でもなってくるというのが基本だろうと思います。  それで、この中に書いてありましたんが、私はしているけども、されない方はだめな方ということは言ってありません。できない方は、何かの事情があってできないんだろう。だから、できる方は正義の人でなくして、できない方は悪じゃ、そのようには書いてありません。やっぱり、いいことだなというふうに思いましたので。八東の図書館にあります。  そういう中で、いろいろ細かい話もさせていただきました。レジ袋の廃止、マイバック運動につきましても、町女協、連合婦人会等々とも、これは従前の取り組みがあったというふうに思っております。事業者の方につきましても、利用される方の目線を見ておられまして、料金を取るのか、国の法律は流れましたが、料金を取るのがいいのか、また、マイバックを推進して、皆さんが来ていらっしゃるのかというのがアンケートでも出ております。  そういう中で今後、町女協もそうですが、お任せということでなしに、行政としても一緒になって企業を回りたいと思います。推進しておられる企業もあります。  それから、八頭町内でも県のエコショップ店の認定を受けていただいておる店があります。16店舗、今現在あります。そういう中で、その店によっていろんなできる範囲の取り組みをしていただいているというふうに思っております。  今後とも広報やず、またいろんな意味で啓発をしてまいりたいというふうに考えております。エコショップ店には、トスクもみんな入っておられますし、郡家の大きな天満屋さんなんかもずっと入っておられます。そういうことが一つありましたし、それから、先ほど来、地産地消、食育。地産地消ばっかりではなくて、地産他消という話もあるんですが、基本的には肉を食べたらいけないという法律はないんですが、そういうカロリーが必要であるということはよくわかっておられると皆さん思いますけれども、米飯給食は週3回やっておりまして、地産地消というのも一つの環境問題を考える材料になると思います。  17年度は、郡家が47、船岡50、八東39でありましたが。済みません、これは地産地消の地元産、地元産が郡家は47、船岡50、八東39であります。県内産につきましては、郡家が72、船岡が76、八東は77と、県平均は50%ですが、大きく上回っておりまして、少し安心はしております。  それから、先ほど例えの例でバイオ燃料の話をされましたけども、昨年に八東の方で、これは環境大学が中心になったんですが、菜種の苗を植えられまして、先ほどのエタノールをとろうということで、1ヘクタール栽培しておられます。収穫時期にはちょっと立ち会っておりませんでわかりませんが、そういう問題も既に動いておりまして、町としてもそういう部分をできる限り支援したいなというふうに考えております。これは、一つの環境大学という名前ですけれども、国の取り組みの一環だというふうに思っております。  それから、森林保全の対策につきましても、日本もそうですし、鳥取県もそうですし、八頭町もそうなんですが、CO2の削減というのは、森林をきちっと管理していくということになろうかというふうに考えておるところであります。それには、作業道とか、先ほど林道の話もございましたけれども、そういう面的整備も含めて考えていくべきだろうというふうに思います。  それから、ISOの取り組みも先ほど申し上げましたけれども、町が率先垂範して外に広げていく、打って出るというのが、庁内の方がかたまりましたら、法令遵守のコンポライエンスもそうなんですが、町として皆さんに、町もやっています、町民の皆さんもお願いしますという部分が、これから出てくるというふうに考えております。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(松田秋夫君) 竹内議員。 ○13番(竹内康紀君) それぞれの例示したことにつきまして、簡単ではございますが、丁寧にご答弁がありました。その中で、環境大学がやった菜種問題は、大学がやってみてもいけません。ほとんど数量がないように見受けております。あれだったら、種まいてほっておいたじゃないかというのが現状のようでございますので、やるならば町としてもっと指導を徹底して、昔、菜種つくってしっかり取りょった、あのようなつくる方策が必要じゃないかと思っております。  一番のお願いしたいことは、この必要性を町民が共通の情報として共有する対策が必要だと思っています。その必要性のことを町民に流布するといいますか、全員に理解してもらい、それを推進する体制。今、町がやっておりますISO、そういう取り組みが必要だと思っております。具体的に今、何をやれとか、そういうことはなかなか難しいと思いますが、そういう意識を持って、各組織、こういうことにつきましては、女性団体が中心になるかもわかりませんし、各企業、各種団体の意見を求め、それらの意向を踏まえ、協議会をして、それで例えばこれに対する町の条例でも制定し、それをISOの手法をもって、町民に普及していく必要があります。  国からの示されることは、そんな早急にはないと思います。それまでにできること、町民一人一人ができることを、今でしたら町民が、私は何をしたらいいかという問題点しか持ってないと思います。そういうことを早急に町として方策をまとめ、それを推進していく必要があると思って、本日質問をさせていただいたことで、この必要性については十分ご理解をいただいておると思いますので、15分にもなりますので、以上で質問を終わらせていただきます。どうかよろしく取り組みのほどをお願いいたします。  どうもありがとうございました。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) この啓発につきましては、特に機関を持とうとは思っておりません。先ほど女性団体の話もさせていただきましたが、私は問題は男性団体だと思っております。  まずもって、議員さんの中でもごみを毎週出される方が何名いらっしゃるか。分別の仕方はどうなのか。ここがポイントだと思います。そういう中で責任を、先ほどの話で、女性団体の皆さんだけに押しつけるというのは、私はいかがなものかなというふうには思います。そう思っていますけども、今現在お願いするのは、そこしかないというふうに思いまして、今後条例制定の話もありましたが、町が一方的に条例制定して、営業損益が出たときに、進出してこられないかもしれませんけども、じゃあどうするんだということもありますし、法律やそういう部分というのは、国の方で網をかぶせていただかないと、八頭町だけではなかなか難しいというふうに思います。  けれども、それがなくしても推進はできるというふうに思っておりますので、それはそれで婦人団体と一緒になって、協働の中で進めてまいりたいというふうに考えております。 ○13番(竹内康紀君) 町長が最後に言われました。これを聞いたら発言しなければいけないと思うわけでございますが、発言を終了いたしますので、これで終わります。 ○議 長(松田秋夫君) これにて、13番、竹内康紀議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時休憩いたします。    (午後 0時15分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 会議を再開いたします。   (午後 1時30分) ○議 長(松田秋夫君) 次に、5番、小倉一博議員の質問を許しますので、登壇願います。  小倉議員。 ◎小倉一博議員質問 ○5 番(小倉一博君) 小倉でございます。よろしくお願いします。  環境問題について、町長にお伺いしたいと思います。  図らずも、午前中に竹内議員の質問で同じようなくだりがありました。十何人に質問すると、同じ質問も出てくるかと思いますが、辛抱していただきまして、聞いていただきますようによろしくお願いします。  電気の発見や内燃機関の発明、石油の利用、医療の進歩などなど、どの分野をとってみても20世紀の科学技術の発展は目覚しく、人類に大いなる豊かさをもたらしたことは、どなたも認めるところであります。平均寿命が80歳を超え、家庭では冷暖房完備で、車で通勤、食卓には米の飯はもちろん、肉や魚が並んでおります。50年前の日本を知っている人は、ぜいたくだ、豊か過ぎると思うに違いない状況があります。大量生産、大量消費の経済活動のおかげで、生活が少なくても物質的には大変豊かになりました。  しかし反面、科学技術の進歩は、大量破壊兵器の拡散や、クローン問題等の生命倫理の課題、公害や地球規模の環境破壊などなど、かつてない難しい問題を我々に突きつけています。これらは、いずれも人がつくり出した課題です。我々の世代は、豊かな技術の恩恵を享受しました。しかし、解決すべきこれらの負の遺産は、次の世代に贈るのかと思うと、後ろめたいものを感じます。  我々も、せめて身近でできることから行動に移していくべきと考えますが、いかがでしょうか。そういう趣旨のもとに、きょうは不法投棄の件について、町長にお伺いしたいと思っております。  21世紀は、温暖化対策等地球環境の問題解決が、世界の共通認識となっています。環境問題の中でも最も身近な問題点の一つとして、不法投棄についてお伺いします。大量生産、大量消費の現在の産業活動が、大量の廃棄物を発生させているのもご承知のとおりです。廃棄物処理法やリサイクル法によって、地方行政は莫大な処理費用を支払っています。  そして、至るところで投げ捨てられたごみの山を目にします。林道を走ると、奥深い山の中まで、家電製品や家具等の不法投棄が目を覆うばかりに散乱しています。不法投棄について、行政としてどのような対応をお考えでしょうか。不法投棄が河川の上流域であり、飲料水等科学汚染も心配されます。次の世代に禍根を残す行為と言えますが、投棄者はいかに考えているのでしょうか。投棄者に対する対応は、現状でよいとお思いでしょうか。  循環型社会形成基本法というのが2000年にできましたけども、どういうものでしょうか。家電リサイクル法は、家電品の不法投棄につながっていないでしょうか。投棄された大量の廃棄物は、だれの責任で、どのように対策されるべきか、地域全体で早急に考えるべきと思いますが、町長のお考えをお伺いします。  以上、よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) そうしますと、5番、小倉議員の一般質問、環境問題を問うということでご質問がございました。答弁をさせていただきたいと思います。  いろいろ前段がございまして、環境問題、まずもってできることから、身近な問題からやっていくというのが基本だろうというふうに考えております。そういう中で不法投棄の問題を今回主として質問されております。  八頭町には今現在、19の簡易水道施設があります。うち12施設は、水源は井戸からの取水で、4施設は谷川等の水系に直接でございます。直接ではないんですけれども、取水し、ろ過をしております。  そういう中で、本当に直接には影響は出ないんですけれども、ある施設としては3施設、八東簡水の丹比系、これは妻鹿野の方にある水源であります。花原、日田の水源につきましては、谷川からの伏流水を取水しているということで、上流部の方に汚染物質を含んだものが投棄されれば、議員ご指摘の心配があるというふうに考えております。  簡易水道につきましては、定期的に原水と浄水の全項目、水質検査を行っておりますし、常に毎日口にする水でございますから、町民の方々に安全で安心な飲料水を供給できるよう、万全を期しているところでございます。  まず、不法投棄の関係で、投棄者が限定できた場合は警察に通報を行いますし、また、その掃除中にもし手がかりがあれば、その方が罰せられます。このことにつきましては、事前策としては、町内の方の不法投棄がないということを願っておりますけども、無線放送、また頻繁に行われるということになれば、看板の設置等々をやってきております。実際に、稗谷で不法投棄がありまして、これは町外の方ですが、罰金を30万円から35万円払っておられる事例もございます。  そういう中で、景観を損なうのももちろんでございます。私は個人的には思っていますが、初め新しい車が山にあって、ナンバーを外されて、将来的にはサビで出たり、景観が悪いというのが、八頭町内でもあちこち見えます。まず、このあたりから変えていかないと、あそこはごみを捨てても容認する地域だというふうに私はなるんじゃないかなというふうに思います。皆さん方はどうお思いでしょうか。  そういう中で、循環型社会の社会形成基本法というのができまして、これにつきましてはいろいろな法律がございます。法律があっても、守らない者があったらいけないわけでして、きちっと法律の中でこのことを定義づけられたということは、私は意義あるものだというふうに考えておりますし、また、午前中の竹内議員の質問にもありましたように、まずごみの発生抑制、これをいかに出さないかということであります。また、あるものを再使用、また再生利用、あとは熱回収ということでございまして、そういう処分方法が基本になっているというふうに思います。  法律の中にも七つの個別法がございまして、廃棄物処理法、資源有効利用促進法、家電リサイクル法、容器包装リサイクル法、建設リサイクル法、食品リサイクル法、グリーン購入法というふうに、それぞれの分野に適応できるように法律ができているというふうに思っております。  家電リサイクルにつきましては、平成13年4月に施行されまして、こういうものができた関係で、国全体としても不法投棄が少しふえたんじゃないかなという見解もあります。
     八頭町内の状況によりますと、17年度にはエアコンが2台、テレビ4台、冷蔵庫3台。18年度には、テレビ3台、冷蔵庫3台というふうなことで、八頭町内でもこういうことが見えるということでございまして、初めからパソコンのリサイクルのように、製品にその部分の値段を上乗せして、当初から売っていくというふうなことが一番いいんじゃないかなという思いが今しております。  投棄されました大量の廃棄物は、だれの責任で、どのように対処されるべきかということでございますが、本来形は、捨てた者の責任です。基本的には、投棄者が不明な場合には、その土地の管理者が処理をします。例えば、国道なら国、県道なら県、町道なら町、また、施設敷地内なら、その施設の管理者ということであります。民有地に投棄された場合には、その土地の管理者が処理するのが原則でありますけれども、産業廃棄物などにつきましては、県の不法投棄漂着廃棄物処理事業補助金、これは県が2分の1補助をしております。あとは町がいたしますが、そういう部分で処分をするべきだろう、そういう方法でやっております。  旧の郡家地域では、篠波部落の中原に抜ける峠にたくさんの不法投棄が谷川に落とされておりました。これにつきましても、地元の皆さんと、谷底から道路まで、これも冷蔵庫からいろんな家電製品がございましたが、県道まで上げまして、処理はさせていただいたということがございます。次にこれが起こらないようにするわけですが、それにはガードレールをするとか、立て札をするとかして、今ではないというふうにはお聞きしております。  簡易な物でありましたら、関係者で処理をお願いしたいところですが、産業廃棄物等の不法投棄であれば、町の方に相談をしていただいたらというふうに思います。  ことしになってからだったでしょうか、水口の前の大江川の土手に単車がほうけてありました。それを私は見つけまして、早う処理せないけんなと、県の方で何とかしようぜということでありましたが、これも県の方が確認しておられまして、町の職員が引き上げて持って帰ったんですが、そういう格好で処理もさせていただいているところであります。  いろいろ申し上げましたけれども、町内の方ではないとは思いますけれども、無線等での推進、そういう部分で地域を挙げてやっていかないとだめだろうと思います。地域、地域でそれぞれ取り組んでいただきましたら、町の方としても全面的に支援はさせていただきます。初めに、冒頭にも申し上げましたように、そういう車、もう利用されていないような車があるようでしたら、撤去していくべきだろうというふうに私は考えるところであります。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5 番(小倉一博君) いろいろ答弁していただきまして、問題が問題だけに、解決方法はなかなか難しいのではないかなという思いをしながらお尋ねしております。  全体的にわたって答弁の内容が、私、町長さんの考えられておられることが、そのとおりかなというぐあいに思っております。そういう中で、かといってほっておけない問題だと思っておりますので、続けて質問させていただきたいと思います。  まず最初に、循環型社会形成推進基本法ということでご説明をいただきましたけども、私思うのに、何で不法投棄が起こるかということが、まず一つ疑問としてあるんですけども、前段の原稿を読み上げた中でも申しましたけども、今の社会は大量消費・大量生産で、つくって消費してもらえばいいという社会の仕組みになっております。それは、皆さんご承知のとおりですけども。  昭和45年に廃棄物処理法というのができて、結局、ごみの処理を地方自治に国が任せた。任せたと言ったらおかしいですけど、押しつけたと言った方が当たっていると思うんですけども、そういう感じで不要物は撤去する、あるいは処分するという流れができたのではないかと思っております。  そういう中で、何度か法は改正されながら、実情にあわせてきたというぐあいに思っているわけですけども、常に後処理の法律であったように思っております。そういう中で2000年ですか、循環型社会形成推進基本法というのができたんだそうでして、私も不勉強でよく知らなかったんですけども。これの基本的な考え方は、資源の有効利用ということですね、最近よく言われていますけども。例えば、冷蔵庫一つつくるにしても、たくさんの資源を利用しているわけで、それを簡単に捨ててしまわないで再利用をして、できるだけ資源を有効に使って、また冷蔵庫も有効に活用してというような趣旨のもとに、この法ができたというぐあいに理解しているわけですけども、それによって、町長先ほどおっしゃったように、関連7法ですか8法ですか、法律ができて、それが動き出しているんですけど、いかんせん、やっぱり後処理が中心になっているというぐあいに思っております。  どこが悪いかといったら、私なりに考えて、私は余りよう社会の仕組みがわかっているわけではないですけども、やっぱり企業優先の社会ではないかという思いがしておるわけですけども、そういう中でこの推進基本法の中に、拡大生産者責務というぐあいの表現がしてあるみたいですけども、結局、つくるときにリサイクルがしやすいようにつくる。資源をむだに使わないようにつくる。そういうことなんだそうですけども、そういうことが生かされる社会にまだなっていないと。これからなっていくんでしょうけども、そういう思いでこの法を受けとめておるわけですけど、このことについて、資源の循環ということについて、町長さんの思いをちょっとお聞かせいただけたらと思うわけですけど。  午前中の質問にもありましたけども、リデュースですか、発音が悪いですけど、リユース・リサイクル。最終的には、サーマルリサイクルも入るんだそうですけども、結局、いかに資源を有効に使うか。ほったらかしてしまわない活用方法というのが必要じゃないかと思うんですけど、その辺もし町長の思いがございましたらお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) この法律ができましたのは、確かに政策の方が後からできたんだというふうに思います。  一般的に、廃棄物処理法の中では、町村、自治体の責任というのは、一般廃棄物であります。産業廃棄物については、自治体の責任はございません。そういう中で、ごみの可燃ごみにつきましては処理はいたしておりますけども、そういうことであります。  ありましたように、一番はごみを出さないというのが基本ですが、出たならば、先ほどありましたように七つの法律があって、それにのっとってやっていく。その法律の中には、その出た部分を再生する費用が入っているというふうに考えております。大分前だったでしょうか、新聞に、東京都にはお金が捨ててある。新聞紙の雑誌がお金になるわけですね、キロ。外国人から見られた場合には、それが大変違和感を感じると。  また、リサイクルの方法で、どんな製品でも使えれない部分はほとんどないそうです。ありましたように、これが日本では取り組みがおくれたんじゃないかなと思います。再生するよりも、新しい物をつくった方が純度も高くていい物ができる。  また、逆に今ありますのは、純度ばかりでなくして、できた物が純度が高いならば、それをまた流用して鉄骨でも使った方が早いというふうな国柄もあります。いろんな取り組みがあるんですけれども、排出責任者と拡大生産者責任を明確にしたということは、大変いいことだというふうに考えております。  だから、我々消費者の方も、このあたりをきちっとわきまえて、安いから買うとかということでなくして、将来的にもどうするかという部分を、長く使うとかを考えていくべきだろうというふうに思います。それには、基本があると思います。先ほども「はちどりのひとしずく」というのをお話しましたが、この中には細かい部分も入っておりまして、家庭の中でもコンセントを皆さんはお抜きでしょうか、使われない。使っているのはだめですけど。じゃあ、冷蔵庫の温度を何度に設定してあるでしょうか。ただ、ここだけでも大分違ってくるそうです。  だから、本当に地球温暖化で大きな問題で、こんなちっちゃなことをしておっても間に合わんわということでなくして、みんながそういう意識の中の位置づけができてくるならば、さっきの不法投棄の関係につきましても、おのずとつながってくるというふうに、私自身は考えております。  実際に不法投棄があるわけでして、これは家電なら家電の売り主の責任ということも出てきております。そういう中での取り組みでございまして、不法投棄ゼロというふうなことは絶えず思っておりますけども、他町から持ってこられる場合はどうしようもない部分がございます。パトロールだけでは間に合ってないというのが現状でありますので、周辺からきれいにしていくということが一番だろうというふうに思います。 ○議 長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5 番(小倉一博君) 産業廃棄物については、自治体の責任ではないという部分は、一応は知っているんですけど、産業廃棄物にかかわらず、例えば家庭ごみであろうが何であろうが、生産者というか消費活動の中で生まれたことに関しては一緒でございますし、町長おっしゃったように、生産者責任ということで申しますと、生産者の責任をどこが追及していくかということになってくるのではないかと思うんですけども、例えば一般消費者が抵抗しようと思うと、環境について努力していないところの商品は買わないぞと、そういう一つの抵抗もあるわけですけども、地方行政として生産者に対する責任追及ということを考えた場合、どういう方法があるかというぐあいに思うんですけども、やっぱりほっといたらいつまでも直らないのは目に見えてますし、今みたいに環境、環境と言い出したら、心あるという言い方はおかしいですけども、企業も非常にその辺はよく考えてくれてきているとは思うんです。例えば、リサイクル一つとっても、今一番リサイクルが進んでいる商品は車だというぐあいに聞いておりますけども、リサイクルしやすいような製品をつくる努力をしてくれているというぐあいに理解しているわけですけど、事業活動というのは営利が初めですので、その辺を追及していくのは、地方自治体なり国なりの責任ではないかと思いますけど、その辺のことについて、町長一言。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 国の責任はともかく、自治体の責任ではないと思います。責任がありましたら、相談をしていただきたいというふうに思っております。  そういう中で、ありましたように、一般廃棄物が責任だから、産業廃棄物が町の責任ではないからということで今来ておりません。基本的にはそうであって、一廃だろうが産廃だろうが、町としてそういう不法投棄があれば、すべて対処しております。そういうことでありまして、まずもってそういう環境づくりが大事だというのは申し上げたところであります。  だから、法律で縛られましたんで、もう捨てられた方の責任なんですね、今では。企業の責任ではないわけです。費用的にどうかという部分があって不法投棄されるのかわかりませんが、これには複雑な経路があるようでして、例えばある家を解体しました。資格を持っておられる業者さんがそれをされまして、また、そこからほかに流れて、その物がどこかに捨てられる。直接はほとんどないんです。  ありましたように、リサイクルするにしても、バッテリーがよく捨ててありますが、バッテリー一つとりましても、使えない部品は一つもないと、端子から含めて、お聞きしております。  だから、日本には純度の高い物を初めからきれいに仕上げたいというのがあったんじゃないかなと思っています。国の方でこれの縛りをかけて、少々経費がかかっても、リサイクル商品でいきましょうということになったんじゃないかなというふうには思っておるところであります。  いずれにしましても、責任分野の云々でなくして、八頭町からそういうものがなくなるように、最大限の努力はしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5 番(小倉一博君) 産廃の処分責任はないというのは、法的にもそのとおりでして、町に責任はないとは思います。  しかし、どんどん不法投棄もされていますし、産廃の不法投棄も家電ごみだけでなしにあります。それを防いでいく方法というのは、自己処理しかないというような表現に聞こえましたけど、私の質問も悪いですけども、行政として産廃に限らず、家庭ごみについても捨てない方法を考えるときに、例えば極端な言い方ですけども、この家電リサイクル法ができたときにふえたんではないかというようなこともおっしゃいましたけども、ごそっとふえたと私は思っております。  例えば、極端に家電リサイクル法が、例えば使わなくなって要らなくなった物を持ってくれば、価格の何割なり、何%なり補償するという法律であったならば、不法投棄は減っただろうと思うわけで、それが可能かどうかは別にしまして、やっぱり行政の行っていく法のできていく効果というのは、そういうことにあるのではないかというぐあいに思っておりますので、行政に責任はないということではなしに、例えば地方行政に責任がないのでありましたら、国家行政の方に打ち上げていただくとか、そういう方向もありますし、ぜひ根元を断つという意味において、そういう対応がないと、不法投棄はなかなか止まないと。  地元でも、かなりの量の電化製品なり家庭ごみなりが捨てられておるわけで、あれを見るたびに腹が立つわけですね。私が捨ててないから腹が立つんであって、もしかしたら私が捨てたら黙っておるということになるのかもしれません。  そういうことでして、この議論は堂々めぐりだとは思いますけども、もう少し方向を変えて、不法投棄の原状回復の責任はということでお尋ねをしたんですけども、先ほど町長さんの答弁もありましたように、第一義的には捨てた者の責任ですので、捨てた者が処理すると。  2番目に、土地管理者の責任だということのようです。2番目にというか、そういう順番づけはおかしいかもしれませんけども、その中に行政としての責任も幾らかはあるということでございます。この中で、不法投棄に関する監視員というのが設けられておると思うんですけども、八頭町の場合何名おられて、どのような活動をしているかということをお伺いしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 誤解があったらいけませんので、確認をさせていただきたいと思いますが、もし仮に一般廃棄物、産業廃棄物が不法投棄があるならば、町として、県としてもそれは対処するということであります。  ありましたのは、例えば国道にそういう物が捨ててあるならば、国の責任です。県道なら県です。町道なら町道です。また、施設の敷地内なら、その施設の管理者です。また、民有地に投棄された場合には、その土地の管理者が処理するのが原則ではありますけれども、産業廃棄物など費用も要ります。捨てられたわけですから、民有地の方は迷惑でございます。そういう場合には、連絡していただきましたら、県の不法投棄漂着廃棄物処理事業補助金というのがございまして、全体枠がありまして、どんどんいただけないんですが、50万円費用がかかりましたら、県が25万円、あとの25万円は町が払うということで、今現在処理をさせていただいておるところであります。  だから、そのあたりも地元の皆さんと協議が必要なんですが、皆一から十までだれかさんにお願いするということになれば、費用がかさむ。だから、篠波の例を申し上げましたように、部落の役員さんでも、町の職員もかかりまして、谷川から県道まで引き上げて、その処理は、後は町と県の費用でやりますよというのが基本であります。  そういうことがあるからこそ、今その法律ができてやろうということでございまして、私は法律はいいと思いますし、法律ですから、国の法律であります。  そういうことで、町が全然知らないというわけではありませんので、誤解をなさらないようにお願いしたいと思いますし、監視員のパトロールにつきましては、県がやっておられましたけども、ちょっと確認せないけませんが、今はないかもしれないということですので、このあたりもまた県とも相談してみたいなと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5 番(小倉一博君) 済みません。ちょっと誤解というわけではないんですけど、不法投棄というのは林道ですね、主に林道やら国道沿いにたくさん捨ててあります。それの回収についての話でして、特別ここに不法投棄が盛ってあるという話ではありませんので、もしそう受け取られたんだったらお許しください。  国道沿いでもそうですし、林道に特に、谷底に産廃ではないと思いますけども、大量に捨ててあります。たまに産廃も見かけますけども、そういうのの処理を一々町に、あそこをとれ、ここをとれと言っていくのもなかなかでございますし、また、私自身も行政にそれを頼むというのも気が引けますと言ったらおかしいけど、気が引けます。  地元ででも、例えばの話ですけど、私も結構前から関心がありまして、川の廃棄物、空き缶とかいろいろ川に捨ててあるんですけど、毎年川を年に1回ですけど掃除をしております、グループをつくってね。それを始めたのが10年ぐらいたちますけど、始めたころは結構収穫がありました。空き缶やら鉄板くずやら。だけど、続けていくと、やっぱり地元のことですので、なんだいあいつらは川、なんだ拾ようるがなということで、やっぱりだんだんに減ってきます。やっぱり、汚いところには捨てるというような部分も、割れ窓議論というのがありますけど、そういうこともあると思います。  地元で努力してないという意味ではなくて、できればそういう不法投棄を引き上げて処分していただけるなら、処分してみたいなというような思いも持っております。  先々日、大分なりますけど、小学校の廃品回収がありまして、そのときに業者とそのことについても相談をさせてもらいました。今、資源が高いですから、不法投棄でも引き上げて売れば何ぼかになると。ですから、業者に、私は引き上げたるけ持って帰らんかいなという相談を投げかけたんですけども、残念ながら家電品を引っ張り上げても、分解して分別する手数料がようけ要るけ、ただで持って帰るわけにはいかんと、そういうような答えでしたけども、そういうぐあいに回収をやってやろうという町のボランティアはたんさんあります。ただ、それをただ引き上げるのは引き上げても、それを処分するというのはなかなか個人では難しい部分があるように理解しております。  そういう中で、私はそれを今ここで引き上げについてお話をということではなくて、不法投棄がなくなるような対策をぜひみんなで考えていきたい。みんなでええ方策を考えてもらいたいというぐあいに思いつつ、質問をしているわけでございます。  大体そのようなことでございますので、以上で打ち切りたいと思います。  次に進ませてもらいます。  二つ目の質問をお願いしたいと思います。町道の安全対策について、町長にお伺いします。  車社会にあって、道路整備は安全面からも細心の配慮が必要と考えます。河原インター線が船久橋まで開通しますが、終点の大御門までの工事着工は、見通しがついていないようです。インター線開通後は、船久橋付近の交通量が増加すると思われます。町内三地域の主要な連絡道路となっています国道482号線、及び町道上野線、隼福線、下濃船久線の整備見込みについてお伺いをします。特に、町道については道幅も狭く、カーブが多い通学路道路にもなっております。インター線開通を控え、早急の改良と安全対策が必要と思われますが、対応策はいかがお考えでしょうか。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、第2問目の町道の安全対策についてお答えしたいと思います。  基本的に、河原インター線の取りつけについてということだというふうに思います。河原インター線は、ご案内のように姫鳥線の全線開通、平成21年度に向けて今、鋭意県の方で努力をしていただいております。  船久橋付近につきましては、若桜鉄道をまたぎ、また郡家鹿野気高線をまたぐ高架になっております。そういう中で第1期工事がそこまでで、それから今の県道に取りつく部分ができてくるというふうに思います。  今、久能寺地内を歩道の工事が着工されました。家屋移転等々ございまして、21年度に間に合うかどうかということはありますが、ここの交通量が一番ふえるだろうということで、県は着工されました。今回、第1期の区間が終わり、次の区間にかかります事業年度、県の方にも強く要望をいたしておりますけれども、相当時間がかかるだろうというふうに考えているところであります。  この姫鳥線につきましても、県の事業の約3割から4割をつぎ込んでおられまして、これ以上無理も言えない部分がございますけれども、町といたしましては、引き続き国道29号まで、間を置かないでやってほしいというお願いをしております。  そういう中で、上下線の河原ミニインターができますので、船岡地域におきましても、交通量がふえるということであります。県の方も交通量調査しておられまして、482天満山の下の付近、今、船川のところがあります八東との境界付近ですが、上岸田橋を着工されます。  それから、八東側につきましては、順次やっていくということでありますし、それが済んで船岡側に入るということですが、隼駅前の改良が済んでおりませんし、また、全体的な通行量、上町のあたり、町道ですね、上野線の部分。  それから、ずっと改良がしてあるんですが、今の県道に取りつく482も狭いわけです。このあたりも県も考えておられます。中身的には、今のおっしゃいました町道というのは、下濃船久線は、その取りつけ道でほとんどといいますか、距離的にはライスセンターのあたりはわずかだと思います。取りつけ道が線路から八東川までいっぱいいっぱいの部分で来るんじゃないかなというふうに考えておりますが、先ほどありました上野線、それから隼福線等々、町道がすごいSカーブになっております。大型車は、そちらには入らないとは思いますけれども、そういう部分も県の方の工事の進捗を踏まえて考えていくべきだろうというふうに考えているところであります。  県の方も大変心配しておりまして、そのあたりは先般も協議をさせていただいたところであります。今回も河原インター線の関係につきましては、また議会の方に、この会期中にもご説明をさせていただいたらというふうに思っております。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5 番(小倉一博君) 大体わかりました。  町道の拡幅とかですね。つけかえとかそういうのについては、予算も伴うことですし、なかなかのことだろうと思いますし、地元の理解も私にはよくわかりませんので、どうのこうのと言うつもりはないんですけども、通学路としての安全がかなり、言われたライスセンターの前の道路が特にそうですけども、下濃船久線と言うんですか、それの安全対策について何かお考えはないでしょうか。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 下濃船久線につきましては、合併のときの重点改良事業になっております。  けれども、ありましたように、ここにミニインターができるわけでして、上り線、下り線ができるわけです。県道に取りつく部分ができます。なおかつ、先ほどありましたように、下濃船久線の道路にも接続ということで、あそこは大変複雑な形態になってくると思います、ミニインターですから。  それで、町道部分、交差点までが下濃船久線ですので、上野線から来る、残りはわずかですね。ライスセンター、カントリーエレベーターがあるところですね。あの部分がどうなるかということです。  今現在、大変な交通量があるのも承知しております。承知しておりますが、二重投資にならないように、河原インターの方線にあわせてやっていくべきだろうというふうに考えております。 ○議 長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5 番(小倉一博君) 終わります。 ○議 長(松田秋夫君) これにて、5番、小倉一博議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時休憩いたします。    (午後 2時19分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 再開いたします。      (午後 2時30分) ○議 長(松田秋夫君) 次に、7番、鎌谷 收議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎鎌谷 收議員質問 ○7 番(鎌谷 收君) 私は、ただいまから6月定例議会にあたり、大きくは二つの項目に分けて、町政、諸般の問題について質問をし、そのご所見をお伺い、質してみたいと思います。  きのうの1番バッター、西尾議員の言葉を借りますと、西尾議員は、3年目にして初めて1番くじを引いたということをおっしゃられました。私は、3年目にして、初めて大トリをとることになりまして、緊張いたしております。  しかし、これも余りにも待ち過ぎて、ちょっと緊張の糸が切れかかっております。十分なる質問ができるかどうかわかりませんが、町長・教育長におかれましては、質問の要旨を十分にお酌み取りいただきまして、適切なるご回答をいただきたいというぐあいに思います。  質問のまず1点目は、平成18年度決算見込みと、今後の財政見とおしについてであります。平成18年度予算は、去る5月31日をもって出納閉鎖となり、決算の段階になりました。その出納閉鎖をしたばかりのこの時期に、まだ監査にも付されていないこのときに、決算に関することをお尋ねするのは、少々性急過ぎる感はありますが、お許しをいただきたいと思います。  と申しますのも、最近北海道夕張市の例を見るように、地方財政の逼迫から、地方自治体の財政再建団体への転落や、その危険性が問題となっており、これに対する地方議会の対応のおくれや、その対応のなさから、責任論まで浮上しておる今日であります。そのような点を考慮して、ここにあえて取り上げた次第であります。  そこで、18年度決算見込みと、今後の財政見通しについて、町長のご所見をお伺いをいたします。  また、この決算を受けて、各種の財政指標はどのように推移しましたか。特に、経常収支比率、実質公債費比率は、前年対比どのように推移するかお伺いをいたします。  さらに、この決算を踏まえて来年度、20年度以降の予算について、どのように考えられるかご所見をお伺いをいたしたいと思います。
     以上。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、7番議員、鎌谷議員の一般質問にお答えしたいと思います。  平成18年度の決算見込みと今後の財政見通しということで、何項目かにわたりましてご質問がございました。町の財政を心配してのことだというふうに考えております。  平成18年度の決算につきましては、5月31日で締め切らさせていただき、住宅資金会計を除きまして、おおむね順調に歳入歳出決算となっております。特に、3月議会で特別交付税の減額ということで、6,000万円減額させていただき、その中で最終的にはこの6,000万円が確保できたということで、議会の皆さんにもご心配をかけましたし、結果としては、私自身安堵いたしておるところでございます。  と申し上げますのは、18年度の当初予算で4億6,000万円基金を取り崩すという予算を議決いただきました。結果的には、この4億6,000万円がプラス・マイナス、ゼロに近いもので終わったということでございます。  しかしながら、今後財源の約半分を占めます地方交付税の総額がまだまだ絞り込まれる懸念もあります。楽観できる要素は極めて少ないわけでありまして、引き続きまして歳出構造の引き締めを考えていくことが必要でございます。  ありましたように、今現在分析中でございます。県の方、国の方のチェックも入りますし、そういう中で進行形でして、今数字は出ておりません。17年度の経常収支比率が89.5%、実質公債比率は17.6、起債制限比率が11.4%でございました。今現在では、その数字を申し上げることができないということは、大変申しわけなく思っております。  けれども、ありましたように、今後21年度にかけまして、農業集落排水、簡水も含めて、全体の中の公債費の繰り出しが多くなります。ピークを迎えます。実質の公債比率は、単年度ベースでは18%を突破するというのは残念でありますが、確実であります。財政指標にとりましては、特に必要な数字になっておりまして、より一層の財政運営を行う必要がございます。  一般会計で申し上げますと、97億8,983万5,829円の歳入に対しまして、94億8,360万1,542円の歳出でございました。繰越額は、3億623万4,287円、それぞれ明許繰り越しの中に一般財源も入ってございます。実質の繰越金というのは、2億6,415万6,287円ということになりまして、当初予算に繰越金を8,000万円計上いたしておりますので、差額がプラス部分だというふうにご理解をお願いしたいと思います。  また、平成20年度以降の予算についてのお尋ねですけれども、先ほど申し上げましたように、平成19年度予算におきまして、3億4,000万円の基金から繰入金を入れるように予算化せざるを得ませんでした。先ほど、18年度がプラス・マイナス、ゼロということでもとに返ったんですけれども、いずれになりましても基金を繰り入れなければ予算が編成できないということ自体が普通ではないわけでして、特に大型の建築物とか、特にある場合はそうではないと思いますけれども、一般的には大変厳しい状況下であるというふうに思っております。  歳出につきましても、今年度いろんな部分を見直しをさせていただき、20年度からはまた新たな考え方で進ませてもらいたいと思います。  先ほど、夕張市の例を出されましたけども、名前を言ってどうかわかりませんが、前土居議員が広報を出しておられました。週刊ダイヤモンド、私も早速入手しまして、取り寄せました。ふだん読みませんから。夕張市は、危ない方から2番目だそうです。それから、わが八頭町は、ありましたように危険度としては616番目、経常収支比率では999番目、実質公債比率では464番目、将来負担の比率では1,066番目、一番若い番号なのが財政力指数であります、0.24。これは、全国で318番目に危ないということでありまして、全体が616ということであります。  これは、決算状況の中で判断しておられまして、ありますように、将来にわたりましての債務負担とか、そういう部分は入っておりませんので一概には言えませんけれども、収支比率としてはそういう状況にあるということで、1番、2番、3番、4番、中飛んで600番に来るかもしれませんけれども、今現在ではどの市町村も財政事情が厳しいわけですが、一生懸命頑張らせていただければ、何とかなるんじゃないかなという気はしております。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 鎌谷議員。 ○7 番(鎌谷 收君) 町長には、大変私の立場がよくご理解いただきまして、決して町長自身をとやかく言っておるんではありません。本町の財政を非常に心配しておるからであります。ひいては、町民各位が安心して、安全で暮らせるということが最大の目的でありますので、引き続きご理解をいただきますようによろしくお願いします。  先ほどの週刊ダイヤモンドですか、大変興味深く聞かせていただきました。  そこで、その前に、初めに申し上げるべきでありましたかもしれませんが、早速に決算見込み資料を提出していただきました。本当にありがとうございました。  先ほども町長の話もありましたし、定例会初日の町長のあいさつの中で、18年度決算の見込みについて触れられて、住宅資金特別会計を除けば、おおむね順調なといいましょうか、決算となるようだという旨の発言がありました。  そこで、その除けばの一番心配いたします住宅資金会計のことについてお尋ねといいましょうか、少しお伺いをいたします。  繰り上げ充用金4,700万円の繰り上げ充用をやむなくせざるを得なかった。それは、前年は3,500万円の繰り上げ充用であったということでありますし、昨年の9月の決算審査意見書の意見書によりますと、現状のまま推移すると、歳入不足は歳入される年度の貸付金の額に達する懸念がある。歳入不足が、入ってくるよりも、入ってくる金に等しくなるぐらいのことになると。貸付金の実態を正確に把握し、抜本的な対応が必要と思われると、厳しく指摘をされております。このことについては、その決算期にも議論があったところであります。  さらに、18年度には、これが4,700万円と多額になったわけです。歳入不足を生じたわけであります。聞くところによりますと、これも366万円の繰り上げ償還の方があったために、その4,700万円で終わったんだと。もしその方のご協力がいただけなかったら、これは5,000万円になっとるだろうということを課長でありましたか、対策室長でありましたかからお伺いをいたしました。企画課長でありましたな。  そういう事態であるとともに、19年度におきましては、これが5,200万円になるであろうということが予想されておるということもお聞きをいたしました。さらに悪化するわけであります。監査意見書の非常に厳しく指摘されておりますことが、なお生かされていないという状況に入っておるわけであります。  先般の初日のときにもいろいろとお聞かせをいただきましたが、さらに町長の考え方といいましょうか、ご所見を重ねてお聞かせをいただきたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 住宅資金の会計につきましては、繰り上げ充用ということで専決処分させていただき、承認議決をいただいたというふうに考えております。そういう中で、旧町時代から一般財も投入されているというふうに思っております。  申し上げましたように、繰り上げ償還された方が出まして、償還額が減ってはきております。事情で滞納の方が率としてはふえてくるわけです。どうしても現年分があるということになれば、その部分の金額が膨らんでまいります。償還が過ぎておられる方の滞納の方でしたら、それがふえないわけですが、そういう要素が十分にあります。  ありましたように、収納対策室をこの4月から作らせていただいて、戸別でいろいろ、税法とは違いまして強制執行はできませんので。済みません。  住宅資金の承認につきましては、この会期中でということで、申しわけありませんでした。ありまして、努力あるのみだというふうに思います。成果は必ず出てくると、この19年ですね。いろいろ18年から努力するということで来ているけども、努力が足りないというおしかりも先般受けましたけども、そういう状況下でありまして、この19年、皆さんに再度協議をさせていただき、いろんな手を尽くしてやっていきたいというふうに考えております。  やはり、滞納金額を徴収することにしかないというふうに考えております。 ○議 長(松田秋夫君) 鎌谷議員。 ○7 番(鎌谷 收君) 努力はされておることはよく理解はいたしておるところでありますけれども、成果が上がっていないことについては、指摘をせざるを得ません。  議会も承認したことでありますという言葉が出てきますが、当然に先般、この繰り上げ充用につきましては、議会もやむを得ない事情ということで、報告を受けたところでありますが、また、この決算におきましての監査委員さんの意見も多分厳しいものがあろうかと思います。そうなると、決算時におきましても、同じことを何回もこれは繰り返していくような事態でありまして、非常に我々も心苦しく思っておるところでございます。  町におかれましては、一層の努力をお願いをいたしたいと思います。  次に、一般会計18年度継続費の繰り越しについて、これも報告をいただき、説明はいただきましたが、ちょっと再度お尋ねをいたして、説明をいただきたいと思います。  継続費の繰り越し計算書によりますと、18年度予算額が4億6,796万2,000円。これで支出済み、要するに支出見込み、今のところ見込みでありましょうが、支出済み額は1億8,477万8,000円。いわゆる、残りの残事業が2億8,318万4,000円。約6割の事業が残ってきておるわけであります。中央中学校の改築費でございますが、これは町長の報告の段階の説明だか、あいさつでありましたか、中央中学校の校舎建築については、順調に進んでおって、一部10月ごろには引っ越しでもできると思いますという話がありましたんですが、この継続費の逓次繰り越しをされた部分は、工事といいましょうか、全体工事にはそれほどの影響がなかったということでありましょうか。事業ができなかった理由と、その対策といいましょうか、対応といいましょうか、そのことについてお尋ねをいたします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 本来なら事前にそういう話も、この項目の中に上げてほしかったなというふうに思います。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時休憩します。      (午後 2時51分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 再開いたします。      (午後 2時52分) ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) ありましたように、中央中学校の建築は、18年度4割、19年度6割で、当初から考えておりました。国の予算の配分もそうでした。理由としては、補助金の。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時休憩します。      (午後 2時53分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 再開いたします。      (午後 2時54分) ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 交付金の部分は、早い時期に内示があったんですが、国の負担金の部分の内示がおくれました。両方の負担金・交付金の内示がない限りは工事に着工できないということで、これが9月にずれ込んだということで、4割部分が18年度にできないので、19年度に繰り越しをさせていただいた部分があります。もともと、四分六での工事着工でありました。  今現在、再度工程をチェックさせていただいたところですが、予定どおり10月末ですか、11月ごろには一部の移転ができるというふうに、今現在これから何かが起こらなければ、順調にいくと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 鎌谷議員。 ○7 番(鎌谷 收君) 町長、ちょっとよくわからんですが、この間も町長の報告をされる段階で、通常なら6月に事業内示が来たりして、通常なら着工できるというんでしょうか、そういうものがおくれて、先ほども言われますように、交付金だかああいう何かがおくれて、工事がおくれたというぐあいに言われるんでありますが、もともとこの事業の予算は、教育長に尋ねるのがよかったんかもしれませんが、平成18年度と19年度の2カ年継続事業でやるわけでありますし、補正予算で対応されたんであります。9月12日提案で、9月26日の議会議決。そして、さらには工事請負契約の議決は、平成18年11月24日であります。  そして、工事を発注されまして、12月11日に地鎮祭が行われ、その前にだから地鎮祭が行われるぐらいですから、着工はかかっておられるでありましょうが、そういう流れで来ておりますのに、もともと予算は9月26日以降予算が通って、さらに工事発注は11月になっている。12月に着工される。そういうことで工事が、予算的には進んできておるものが、何か国の内示が延びたからどうとかこうとかということが、果たして今言われております継続費の繰り越しの理由として理解ができるんだろうかなという気持ちで、あえて尋ねておるのであります。  あわせまして、これだけおくれても、工期には影響ないのでありましょうか。さらにもう一つつけ加えますと、我々議会の方には、工事工程表が示されておりません。だから、いつ校舎ができ上がって、いつ引っ越しをされるのかということは、まだ全くわからないのであります。尋ねない議会が悪いのか、報告されない執行部が悪いのか、そこのところもあわせてお願いします。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時休憩いたします。    (午後 2時57分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 再開いたします。      (午後 2時58分) ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 繰り返しますけども、中央中学校の工事は2カ年工事で、18年度が4割、19年度が6割という格好で、予定で来ておりました。  そういう中で、最終的な工程を示していないということでございますけれども、発注時期にあわせて、基本的には国は11月時点では4割にしてくださいということで、繰り越したと。10月に一部移転が可能なということは、発注時期から考えての話でありまして、早い時期、4割完成で移転が10月だというわけではないわけであります。  だから、このあたりをよく考えていただいたらわかると思うんですけれども、国の予算割り当てというのは、3月に発注しようが9月に発注しようが、18年度は4割、19年度は6割、そういう国の考え方であります。  だから、4割部分ができない部分というのは、繰り越しをするしかない。発注した時点での工程表の中で、10月の一部校舎の移転が可能だということだというふうに私は認識しております。  それで、工程表等々の議会提出の件につきましては、教育長の方で答弁をさせます。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) まず、継続事業の4割、6割というのは、国が示しておる数値でありまして、まず予算は4割、6割で組むというのが大前提でありますので、先ほど町長が答弁したとおり、4割、6割で組んだわけです。  ただし、これは順調に6月ごろの内示がいただければ、当然その年度内の中で、初年度に4割部分が消化できるということだったわけですけども、審議の過程で全協等でも申し上げておりましたとおり、ちょっと国の方と県との意見の食い違いみたいなものがあって、例の実施設計がないと内示をしないというようなことが途中でわかりまして、そういった関係で最終的には9月までずれ込んでしまったということで、これはじゃあそれからかかったって4割分はできませんよということで、国・県とも協議をさせていただく中でわかっておると。その分については、繰り越しをして対応してくださいということでした。  11月ごろに入札をしたわけですけども、その入札時点からかかって平成19年度末までに完成をするという工程ですので、現在はその工程表のとおり進んでおりまして、おくれそのものは出ていないと。ただ、金額の中で4割部分が消化できなかったというか、できないということは承知しておったわけですけども、そこの部分を逓次繰り越しをさせていただいたということでございます。  それから、工程表につきましては、その契約のときの全協で私は示しておるというふうに自分では思っておったんですけども、もし出していなかったら大変申しわけなかったというふうに思います。これから作成をして、出させていただきたいというふうに思います。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 鎌谷議員。 ○7 番(鎌谷 收君) ちょっと教育長の方に答弁の指定をしておりませんけども、工程表は、ひょっとしたら勘違いしておられるかもわかりませんので、大まかな工程表はもらっております。私の言いたいのは、校舎の工事に関する工程表。  それで、18年度は無理であるなら無理であるような説明を受けたことがないもんでありますから、今、逓次繰り越しの報告書、計算書を見ますと、6割部分はもう、いわゆる4割しか消化していないわけでして、それはもう9月の議決の段階では、消化できないということはわかっておったであるでしょう、多分。だから、そのことを我々が、我々といいますか、ほかの議員さんはわかりませんけども、私は議会が今になってそう言われても、その当時からそういう説明を受けておれば、ああそうかということが納得いくんでありますけれども、きょう初めてそういうことを聞くような気がいたしまして、お尋ねをしておるところであります。  もう一度、次の機会にでもそこらあたりのところを、工程表も示していただいて、順調に進んでおるということを言っていただければ、安心して工事を見ておりますので、よろしくお願いします。  答弁していただければ。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 今会期中の全員協議会の中で、工程表を出させていただいて、説明をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 鎌谷議員。 ○7 番(鎌谷 收君) ありがとうございました。ぜひともよろしくお願いします。  決算見込みの数値速報の中でいろいろ数値、まだ経常収支比率等、今の決算ではまだ数字を出していないということでありますが、実質公債費比率、18%を超えるのは確実であると。確実であるいうのは変ですけど、超えてしまうことが確実であるというような、先ほどの町長の答弁でありますが、この実質公債費比率が、結局18%がいわゆる大きな節目なんですな。当然わかっておられるわけですが。18%以上で公債費負担的成果計画策定。要するに、計画を出されんと、今度は公債費が自由に組めれんように、公債費の制限がかかってくるということではないかということで、これまた大きな心配の種になるわけでありますが、まだ数字が出てないものを今から心配しておってもいけませんので、またまあ出てきた段階で、そのことによって本町の財政の計画がどうなっていくのか、またよくわかるようにご説明を、後日数字がはっきりしたときにしていただきたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 全体の公債比率が18ということでございますけれども、今現在では、起債の許可条件は同意であります。18%を超えますと、許可制になるということでありまして、従来は許可制でありました。  これは、単年度ベースでありまして、3カ年平均で出したときにどうなるかというのが出てまいります。財政当局もそのあたりを心配いたしているところでありまして、この数字がひとり歩きしてもいけませんし、また、これによって町の総合計画が達成できないというふうなことになってはいけないというふうに、私自身も考えております。
    ○議 長(松田秋夫君) 鎌谷議員。 ○7 番(鎌谷 收君) わかりました。  第2点目の質問に行かせていただきます。  教育行政についてお尋ねをいたします。今年に入って、本町の教育委員さん、2名の教育委員さんが相次いで任期中途で辞任をいたされました。いずれもその理由は、一身上の都合ということであったように聞いたと思います。このことについて、任命権者として、町長はどのように思われるか、その感想についてお伺いをいたします。  それから、教育委員会として、19年度の本町の教育行政のあり方、方針等について、教育委員会はどのように考えておられますか、教育長にその見解を求めたいと思います。  さらに、今国会で教育改革関連法案が可決されましたが、これにより、地方教育行政は、特に本町の教育行政について、どのような影響があるのか。また、その対応はどのように考えておられるのか、教育長のご所見を賜りたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、2点目の教育行政についてということで、その中でも教育委員さんの辞職が相次いだが、本当に自己都合でおやめになったんですけども、任命権者としてどう思うかということであります。任命権者といたしましては、想定外の出来事というふうに思っております。  お二人とも自己都合。これは、町の教育行政に何かあってということではありません。慰留はしました。でも任期がありますし、任期いっぱい何とかお願いできないでしょうかということでお願いはいたしましたけれども、お二人とも慰留はできませんでした。そういう中で受理をさせていただき、教育委員会で辞任に対しての委員会を開かれて、同意をとられたというところでございます。  詳しく述べたい部分もございますけれども、自己都合ということでございますので、どうぞご理解をお願いしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) それではお答えします。  はじめに、19年度の教育行政のあり方、方針ということについてでございます。本年度につきましては、重点項目といたしまして、学校教育では、中央中学校の完成、修学前教育の充実と複式学級の解消、並びに30人学級の実施。生涯学習では、公民館活動の充実と社会体育の充実を図りたいというふうに考えております。  八頭町となりまして、本年度は3年目を迎えました。教育を考える会からも、八頭町の教育ビジョンの必要性というものも提言がありましたし、教育委員会でもそのことについて話し合っております。  今国会で教育関係の各種の法律が成立した後の国及び県からの通達等の動向を見ながら、教育ビジョンを作成してまいりたいと考えております。  次に、教育改革関連法案の可決後の町教育行政への影響はということでございますが、この教育改革関連法案は、現在、衆議院は可決しておりますが、参議院ではまだ審議中でございます。きょうの新聞によりますと、20日には採決が想定されるというふうに言っておりました。  今回の改正では、さまざまなことが提案されておりますけれども、一例を申し上げますと、学校教育法では、学校における組織運営体制や、指導体制の確立を図るため、幼稚園、小・中学校などに副校長、主幹教諭、指導教諭を置くことができること。それから、地方教育行政の組織及び運営に関する法律では、教育委員の数を原則5人とした上で、都道府県、市は6人以上、町村は3人以上に弾力化し、教育委員への保護者の選任を義務化する。また、教育職員免許法では、免許状に10年間の有効期間を定めるなどでございます。  その中で、特に町村に影響があると、直接影響があると思われるのは、教育委員会のあり方だというふうに思っております。仮に法が成立したならば、今後、県や市町村に対してどのような政令等が出されてくるのかよく見きわめながら、近隣の町村とも連携する中で、適正に判断しなければならないというふうに考えております。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 鎌谷議員。 ○7 番(鎌谷 收君) 最初の町長の方でありますけれども、町長も何か言いたいこともあるけどという、ちょっと奥歯にものが挟まっておりますけれども、私も聞きたいことがあるけども、聞けれないことがあるわけであります。  地方教育行政の組織及び運営に関する法律、地方教育行政法といいましょうか、当然のことでありますが、任命は地方公共団体の長が、議会の同意を得て任命する。任期は4年とする。辞職の場合は、委員は長及び教育委員会の同意を得て辞職する。何ら問題はないわけでありますけれども、この任期4年とするというところの4年なんでありますが、他の行政委員と違いまして、教育委員の場合は、わざわざ教育長を除けば4人の委員があって、わざわざその4人の委員を1年ずつに任期をずらしていきてするということで、町長におかれましては、わが町でも17年5月2日に教育委員を任命する同意案件が出まして、別々に任期を定めて、1年委員、2年委員、3年委員、4年委員というぐあいに、わざわざ任期がずらしてあるわけであります。  そこの考え方は、先ほども言いますように、一度に教育委員さんの任期が満了になって、一度に改選することを避けるためであると、私は思っております。そこまで配慮してある任期でありますから、それは当然委員さんの辞任されるにあたりましては、個人の事情があったりいろんな事情があって、辞表を出され、同意を得ておられるわけでありますけれども、そこまで配慮をして、配慮といいましょうか、そこまで教育委員は継続性を重んじて委員をずらして選ぶところまでいきとるわけでありますから、ここらあたりのところについて、何となく教育委員長さんであられた人、あるいは副といいましょうか、職務代理者であられた人が、任期の中途で同じ時期にやめられるということについては、何となくということでいいんですが、理解ができにくい部分がありますので、町長にもう一度そこのところを、そういうことについては全く心配要らんというように答えていただいたらありがたいんでありますが。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 質問の意味がよくわからない部分が、本当でありますが、本会議場で人事案件に対しまして、いいかげんな答弁もできませんし、私は真剣に答えておりますが。確かにそういう区切りがあるということは、影響が出るからあるというわけでありまして、ゼロではないと思います。  けれども、自己都合ということで慰留はしましたけども、残っていただけなかったということでございまして、私は事情を十分聞いております。聞いております。言えれないというのは、そこの部分が個人の秘密に入るからです。  そういう部分で、両委員さんとも八頭町内にいらっしゃいますから、直接会っていただいて、本当ですよ。会っていただいて、個人的に話を聞いていただかないと、個人の部分に入りますと大変だというふうに考えております。決して自己都合という言い方で、私は逃れようとは思っておりません。実際にそうでありますし、本当に個人の方も悩んであげくの結果でございますので、そのあたりはご理解を願いたいなというふうに思っております。 ○議 長(松田秋夫君) 鎌谷議員。 ○7 番(鎌谷 收君) ちょっと私の方が、それは言い過ぎた部分があるのかどうかわかりませんが、教育行政というものを心配する余りであります。  なお、まだつけ加えますと、これもまた人事案件でありますから、ちょっとまたご批判を招くのかもしれませんが、教育委員会事務局におきましても、大幅な異動があってる。そういうことによって、教育行政に影響がありはしないかという心配のもとに、お尋ねをいたしました。誤解がございましたら、そこのところをご理解をいただきたいと思います。  以上でございますが、2番目のところで、教育長、教育ビジョンを19年度の教育行政について定めたいということでありましたんでしょうか。定めておられるのでありましょうか、再度お尋ねをいたします。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 19年度の教育ビジョンということでなくて、八頭町の教育ビジョンの基本となる部分をこれから策定していきたいということでございます。 ○議 長(松田秋夫君) 鎌谷議員。 ○7 番(鎌谷 收君) それは、内容的にはどういうことであるか、でき上がってから見せていただけばいいんですが、いつごろお示しをしていただけるのでありましょうか、お尋ねいたします。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 今、事務局の方で指示をしておりますのは、この法律の改正等もあっておりますので、その後に国の方から新指導要領というものが出てくるというふうに思っております。これによって、県の方も教育の基本計画も変わってくると思います。  しかしながら、それをすべて待って町のことに取りかかるということになれば、時期がずれてくると思いますので、今年度中には骨格をつくりながら、そういうものの動向を見て肉をつけていくという格好で考えております。早ければ来年度のいつごろかにはお示しできるかなというふうに思っております。 ○議 長(松田秋夫君) 鎌谷議員。 ○7 番(鎌谷 收君) いろいろと不適切な部分が質問の中にあったかもわかりませんが、時間がもうちょっとありますけども、お疲れのようでありますので、これで終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議 長(松田秋夫君) これにて、7番、鎌谷 收議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎休  会 ○議 長(松田秋夫君) お諮りいたします。  議事の都合により、6月18日から6月21日まで、4日間休会いたしたいと思います。  これにご異議ございませんか。                   (異議なし) ○議 長(松田秋夫君) ご異議なしと認めます。  よって、6月18日から6月21日まで、4日間休会することに決しました。  お諮りいたします。  議事の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これにご異議ございませんか。                   (異議なし) ○議 長(松田秋夫君) ご異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、6月22日、午前9時30分から再開いたします。  どうもご苦労さんでした。           (平成19年6月15日午後3時21分散会) 会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員  署名議員...